新しいことにもどんどん挑戦する実力派俳優 佐藤健さんの魅力とは?
- 佐藤健さんのデビューのきっかけは?
- 佐藤健さんのキャリアを知りたい
- 佐藤健さんの事務所や、SNS戦略はどうしているのか知りたい
芸能界は魅力的で多くの人が憧れる世界ですが、その裏側やタレントのプロフィール、キャリアパス、ストーリーなどは意外と知られていないものです。
そこで、この記事では佐藤健さんの
- プロフィール詳細
- キャリアの歩み
- 現在の所属事務所とその特色
- SNS戦略
- 私生活やリフレッシュ方法
などを幅広く解説しています。
この記事を読めば、佐藤健さんがどのようにデビューしたのか、どのようなキャリアを積んでいるのかがわかるでしょう。
佐藤健さんのような人気実力派俳優を目指す人にとって、とても参考になるはずです。
ぜひ最後までお読みください。
佐藤健さんのプロフィール
俳優業だけでなく趣味でも活躍
- 名前:佐藤健
- 出身地:埼玉県岩槻市(現:さいたま市岩槻区)
- 生年月日:1989年3月21日
- 職業:俳優、YouTuber
- 事務所:Co-LaVo
- 趣味・特技:謎解き、ゲーム、オセロ、ブレイクダンス
- 主な出演作:仮面ライダー「電王」、ROOKIES、龍馬伝、るろうに剣心、天皇の料理番、恋はつづくよどこまでも
高校時代はブレイクダンスに熱中
高校2年でスカウトされた佐藤健さんですが、高校生活はブレイクダンスに明け暮れていたようです。
ブレイクダンスには技がたくさんあり、少しでも難しい技を習得するために必死に練習していたとのこと。
はじめて自分の意志で続けたいということに出会えたと語っています。
仮面ライダー電王では見事なブレイクダンスを披露、るろうに剣心でもブレイクダンスを活かした動きが注目されています。
頭を使ったゲームが得意!
佐藤健さんは謎解きや脱出ゲームが好きで、プライベートでも謎解きイベントに参加したり海外に訪れたりするほどの謎解きマニア。
千鳥ノブさんと謎解きの番組も持つほどです。
YouTubeでも謎解きや脱出ゲームに本気で取り組む姿がアップされています。
佐藤健さんのデビューまでのステップ
きっかけはスカウト
- 芸能界に興味を持ったきっかけ:スカウト
- 最初のオーディションまたはスカウト:2005年に原宿でスカウト
- 練習生または養成所の期間:非公開
- 初の仕事(CM, ドラマ, 映画など):2006年ドラマ「プリンセス・プリンセスD」
- デビュー作(シングル, アルバム, 映画など):初主演は2007年「仮面ライダー電王」
高校2年生のときに原宿でスカウト
2005年4月に友達と原宿を歩いていたところをスカウトされてアミューズに所属。
スカウトは都市伝説だと思っていたので声を掛けられてびっくりしたそうです。
スカウト後は2006年8月にドラマ「プリンセス・プリンセスD」の準主役としてデビュー、2007年1月には、若手の登龍門とも言われ数々の人気俳優を輩出してきた仮面ライダーシリーズ「仮面ライダー電王」で初主演。
主演の座はオーディションで勝ち取りました。
その後もドラマ、映画、CMなど活躍の場を広げ、現在も第一線で活躍し続けています。
佐藤健さんが注目を集めたきっかけは?
最初の転機は初主演「仮面ライダー電王」
2007年の初主演「仮面ライダー電王」で多くの人から注目されるようになり、イベントなどでファンに会うことでファンの大切さを知るようになったと、当時を振り返っています。
ちょうど高校卒業で社会人となったタイミングだったので、人前に立つ仕事に必要な振る舞いなどを勉強することも多かったようです。
ここから学生生活とは違い環境がガラッと変わります。
電王でブレイクしてからもすぐに映画「劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!」、ドラマ「ROOKIES」「メイちゃんの執事」「ブラッディ・マンデイ」「Q10」、NHK大河ドラマ「龍馬伝」への出演など、めまぐるしい活躍を見せています。
2010年くらいまでの間はスケジュールも過密で休む暇もないほどでしたが、全てが新鮮だったので仕事もプライベートも充実していたとのこと。
その頃は「とにかく人生が楽しかった」と話しています。
俳優としての転機は「るろうに剣心」
一番の転機は2012年の主演作映画「るろうに剣心」。
緋村剣心役として主役を演じます。
後に映画4作品が公開され足掛け10年で完結。
佐藤健さんの代表作とも言えるでしょう。
「るろうに剣心」の1作目以降、主演のオファーが増えたとのことですが、あのダイナミックな殺陣アクションと演技力を観れば納得ですね。
またシリーズを続けていくなかでも佐藤健さんの作品に対する取り組み方も変わっていき、役者としても成長できたと語っています。
「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」では、お客さん目線で最高のアクションになるようにと、役者同士や制作スタッフとディスカッションを重ねて納得がいくまで話し合いました。
まばたきをする間もないほどのスピード感や、まるでその場にいるかのように感じさせる迫力は、佐藤健さんが作品に対して真剣に向き合った努力の賜物でしょう。
YouTuberやアパレルブランドのプロデュースも
2020年からはYouTuberとしての活動やアパレルのプロデュースも始めました。
YouTubeでは神木隆之介さんなど親友とのドライブや遠征の様子、謎解きチャレンジ、映画の舞台裏、ファンの質問に答えるなど、表舞台では見ることのできない佐藤健さんが満載です。
ファンにとっては楽しみな活動のひとつでしょう。
アパレルのプロデュースは、こだわりのタートルネック作りからはじまり、今ではブランドを持つほどに。
好きなことを見つけると、とことんやりたくなってしまうという性格だそう。
こだわりぬいたアイテムはどれもシンプルで着心地が良いと人気です。
現在の所属事務所を解説
2021年4月にアミューズから独立、Co-LaVoへ移籍
- 事務所名:Co-LaVo
- 設立年:2021年3月
- 代表者:千葉伸大
- 主な所属タレント:佐藤健、神木隆之介
今後が楽しみな事務所
Co-Lavoはアミューズの出資も得て2021年3月に設立、2021年4月1日から佐藤健さんと神木隆之介さんの2人が所属する新事務所として活動を始めました。
社長は2人の育て親である千葉伸大氏。
コンセプトは「新たな価値を共に生み出す場所」です。
ロゴマークは、それぞれの個性が互いの目指す先を合わせ、世界中の人々と繋がりビジョンを共有する姿を表しています。
このさき新たな俳優が追加されるのか、さらに新しいことに挑戦していくのか、今後が楽しみな事務所です。
過去の事務所と移籍のポイント
新しいチャレンジに向かってアミューズを円満退社
佐藤健さんといえばアミューズのイメージが強い方も多いのではないでしょうか。
2006年にデビューしてから15年所属していたので、そのイメージがあるのもわかりますね。
アミューズといえば、サザンオールスターズ、perfume、星野源さんなどのアーティストや、賀来賢人さん、吉沢亮さん、深津絵里さんや吉高由里子さんなどの俳優陣も揃っています。
その中でも稼ぎ頭として活躍していた佐藤健さんですが、2021年3月でアミューズを退社。
理由は「やりたいことをより自由にできるように」。
親友の神木隆之介さんとともに独立しました。
新会社にはアミューズも出資していることから、円満に話が進んだものと思われます。
インタビューでは「アミューズ時代もやりたいと思うことはできていた」と語っていますが、YouTuberやアパレルブランドのプロデュース業などもこなす佐藤健さんにとっては、独立することでさらに動きやすい環境になったのではないでしょうか。
佐藤健さんの芸能活動を分析!
SNS戦略とファン接点作り
- 主なSNSプラットフォーム:LINE、YouTube、SUGER
- フォロワー数:(LINE)友達513万人、(YouTube)チャンネル登録231万人
- 頻度:(YouTube)月1~2本
佐藤健さんはInstagramやX(旧Twitter)をしていないのでSNSをしているイメージがありませんが、YouTubeやLINE、SUGERなどでファンのための活動を行っています。
YouTube
佐藤健さんのYouTubeは2020年に開始。
月に1~2本の頻度で更新されています。
それまで俳優業としての活動が中心でしたが、YouTubeは素の佐藤健さんを見ることができると多くのファンが登録。
2023年10月時点でチャンネル登録230万人と人気コンテンツです。
何気ない日常やプロデュースしている洋服のこと、ドラマや映画の舞台裏やファンの質問に回答するなど、YouTubeでしか見ることができない佐藤健さんが満載です。
YouTubeを見てからファンになったという人も多数いるとも言われています。
LINE
2016年からはじめたLINEは彼氏感がスゴいと好評です。
芸能人のLINEの返信は自動返信機能が使われることが多いですが、佐藤健さんの場合はご自身で返信をされているようです。
なのでタイミングによっては返信が来ないこともありますが、それは佐藤健さんのファンに対する真摯な対応からなのです。
SUGER
SUGERは「憧れのあの人と通話できるライブ配信アプリ」で、佐藤健さんは2018年から始めています。
あの佐藤健さんと生電話ができるかもしれないと、こちらも人気のコンテンツです。
本人に選ばれた人だけが通話することができ、他の方はその様子を視聴することができるという仕組み。
時期によって違うようですが月に1~2本の配信があるようです。配信日時の案内をLINEでするなど、新しいことにもどんどん挑戦しています。
メディア露出とポジショニング
- 主な露出メディア:映画、テレビドラマ、CM、雑誌
- ポジショニング:主演映画、主演ドラマを多く持つなど実力派俳優として高く評価されている。一方YouTubeなどで俳優以外の部分を見せることでファンとの距離感を近づけている。
佐藤健さんはテレビや映画などでデビュー当時から第一線で活躍しています。
20代前半は人気若手俳優として、以降は実力派俳優として、ストイックな演技力で高い評価を得ています。
一見ソフトに見えますが、アクションもできる貴重な存在とも言えるでしょう。
ポジショニングとしては主役が張れる一流俳優ではないでしょうか。
エランドール賞や日本アカデミー賞など数々の受賞がその裏付けとも言えます。
俳優として名を知らない人はいないほど、認知度の高い俳優です。
またYouTubeやアパレルブランドのプロデュースなど、自分のやりたいことにも挑戦しています。
プライベートでは謎解きや脱出ゲームにハマっている様子で、休日には気の合う仲間と挑戦や対決などしているようです。
YouTubeではゲームや洋服のプロデュースなど自分の好きなこと、やりたいことを楽しみながら紹介していて、普段バラエティなどに出演する機会の少ない佐藤健さんの俳優ではない別の顔を見ることができます。
よって佐藤健さんは「ストイックな俳優+好きなことを自由に楽しんでいる」という、あまり競合のいないポジショニングと言えるでしょう。
プライベートとリフレッシュ術:好きなことを好きな仲間と
- 休日の過ごし方:動画鑑賞、脱出ゲーム
- リフレッシュ方法:美味しいものを食べる
休日は好きなことを好きな仲間と
佐藤健さんは以前テレビ番組で休日の過ごし方について、動画鑑賞、友人と脱出ゲームや謎解き、お酒を飲みに行くことが多いと話していました。
ゆったりしたいときは韓国ドラマやYouTube、大好きな芸人の千鳥さんの番組を観たりすることが多いようです。
謎解きについてはテレビ番組や自身のYouTubeで何度も特集しているくらい好きなことが伺えます。
仲良しの千鳥ノブさんやQuizKnockふくらPさんとの動画では、対決したり協力したりと謎解きを真剣に楽しんでいる様子です。
クールなイメージの佐藤健さんは休日も一人でまったりと、というイメージですが好きな仲間と好きなように楽しむことが、第一線で活躍する彼にとって一番のリラックス法なのかもしれませんね。
リフレッシュ方法は美味しいものを食べる!
疲れたときやイライラしたときには、美味しいものを食べると気分がリフレッシュできるそうです。
確かに美味しいものを食べると幸せな気分になりますよね。
YouTubeでも遠征先などで現地の食べ物を美味しそうに食べている動画がいくつもあり、とても幸せそうな顔で食べています。
佐藤健さんの好きな食べ物は、寿司、白いご飯、ラーメンなどだそうです。
次なる展望は?
- 目標:世界中の人とつながること
- やってみたいこと:自分以外をプロデュース
目標
テレビ番組では、20代は目標がなかったけれど30代になり初めて目標ができたと話しています。
目標は「世界中の人たちに日本の作品を見てもらえるようにしたい」。
自分たちが作った作品を世界中に広めたいと思っているそうです。
新しい事務所のコンセプトが「世界中の人々とつながってビジョンを共有したい」ですので、目標に向かって順調に進んでいるといえますね。
やってみたいこと
自身のYouTubeで、今後新たな仕事をするなら何をしたいかという質問に対して「自分以外の何かのマネジメントやプロデュースをしてみたい」と答えています。
ライブの演出などにも興味があるそうです。
映画やドラマはさまざまな人たちの能力を合わせて創り上げるもの。
役者である佐藤健さんは裏方の人たちの重要性を一番良くわかっているのでしょう。
一つひとつの作品に真剣に向き合ってきた佐藤健さんだからこそ、今まで役者として重ねてきた経験を活かせることでしょう。
現在アパレルブランドのプロデュースをしていますが、プロデュース業の楽しさを感じているからこその想いなのかもしれません。
やりたいことを自由にできるようにと独立をした意味が、これから活きてくるのではないでしょうか。
参考にしたい!成功レシピと具体的なステップ
自然体かつ柔軟な思考
- 身につけるべきスキル:作り込みすぎない演技
- 重要な人脈の作り方:与えられた以上のものを汲みとる
- メディア戦略:イメージに捉われすぎない戦略
- プライベートと仕事のバランスの取り方:好きなことに制限をかけない
作り込みすぎない演技
俳優によって台本や台詞への取り組み方はそれぞれですが、佐藤健さんは「こういう演技をしよう」とは思わずに、自然にできる演技をするようにしていると話しています。
もちろん監督との信頼関係もあると思いますが、作り込んでしまうと「演技をさせられている感」が出てしまうと感じているようです。
台本には台詞があっても、芝居をするなかで自然に出てこない台詞であれば無理に話す必要はないと考えています。
作品の中の「役」ではなく「その場に存在する人」になるために、作品には入り込んでいても台詞は流れに任せているのでしょう。
佐藤健さんはおそらく新人時代から与えられた役以上のものを汲みとって芝居をしてきたのではないでしょうか。
そのため監督やスタッフから信用されるようになったのだと思います。
佐藤健さんがどんな役でもこなせる役者としてオファーが絶えないのは、作り込みすぎない自然な演技が評価されているのでしょう。
ただ、これから役者を目指す人や新人のうちは、まずは与えられた台詞とともに芝居をすることが大切です。
将来どんな役者になるのか、その人なりの地道な努力が道を開いていくのではないでしょうか。
柔軟に対応する
15年以上第一線で活躍し、オファーは主役級ばかりとあれば人間どこか奢りが出てくるもの。
ですが佐藤健さんは現状に甘んじることなく、新しいものを知ろうとする努力もしています。
武士のように一本筋の通った生き方をしたいと想いはあっても、柔軟であることも大切だと語る彼は、時代の変化に合わせて自分もアップデートしていきたいと考えています。
俳優だからといってクールなイメージづくりに捉われるのではなく、LINEやSUGERでファンとのコミュニケーションを図ったり、YouTubeで好きなことをしたりと、ファンとの距離感も大切にしています。
お芝居に関しても柔軟に対応することで、型にはまった演技ではなく、自然で作り込み過ぎない演技ができるのでしょう。
自分の知識を過信することなく、その時代の良いものや新しいものを知ってから、最良の選択をしたいと語っています。
作品や役へのアプローチはいつも同じではなく、そのときそのときの状況を感じながら対応していくことで、佐藤健さんの個性がより活きてくるのでしょう。
好きなことに制限をかけない
役者もYouTubeもアパレルのプロデュースも、基本的には「好きなことだけやっている」と話しています。
プライベートで好きな謎解きや脱出ゲームでは親友の千鳥ノブさんやQuizknockのふくらPさんと、とことん挑戦してYouTubeにアップしていますし、アパレルのプロデュースでは服好きが高じて服作りまでに発展しています。
興味があることや好きなことに制限をかけてしまうと幅が広がらなくなってしまい、それは避けたいと考えているようです。
この先も広がっていくであろう興味ややりたいことが自由にできるようにと独立をしたこともあり、今後新たな活動が始まるかもしれません。
好きなことが自由にできる環境で今度どのような一面を見せてくれるのか、楽しみですね。