まずは「知る」ところから!
大手の事務所は調べてパッと出てくるけれども、検索しても中々まとめられてる事の少ない中堅事務所。
今回はそんな中堅事務所について注目していきます!
「大手事務所じゃなくても大丈夫なの?」と、何も知らないと少し不安になってしまうところですが、中堅には中堅の強みがしっかりあります。
この記事では
- 中堅事務所に所属・挑戦するメリットやデメリット
- 中堅といったらどういう事務所があるのか
- 事務所の特色や新人に対する育成方針
- 求める人材
など、調べる上で気になる事を私なりにまとめてみました。
「なんだか怪しいし怖いなぁ」と疑う前に、まずは「知る」ところから!
是非最後までご覧になってみてくださいね!
(そもそも事務所選びのポイントが知りたい方は以下の記事を参考にしてみてくださいね)
中堅事務所のメリットとは?
応募倍率が大手よりも低い
大人数で構えている大手事務所に比べ、中堅の事務所はネームバリューや知名度が控えめな傾向にあります。
この為、オーディションのライバルを比較的増やしすぎずに臨むことが出来るメリットがあります。
「大手は少しハードルが高い…」とどうしても尻込みしてしまうというなら、一度、中堅事務所のほうでオーディションに挑戦してみる、というのも一つの手です!
熱意のあるマネージャーが多い
中堅事務所は今後の企業発展を重要視していることがあり、タレントの起用、育成に情熱をもって取り組むマネージャーが多く所属しています。
仕事のことや人間的な悩みまで親身になってフォローしてくれたりと、事務所とタレントの信頼関係を強く重んじる、結束力に長けた傾向があります。
努力を1度認めてもらえれば、共に手を取り「頑張りましょう!」と声をかけてくれる、そんな心強い味方になってくれることでしょう。
少数精鋭型の事務所が多く、仕事が振られやすい
事務所1つに所属するタレント人数が少ない中で、”少数精鋭”といった方針で運営されている場所がとても多いです。
そのため、全体の人数が多くない分、1人1人に対してしっかりと案件が分配されます。
さらに、中堅・中小ならではのルートが存在しており、イベント業、舞台、更にはメジャーな案件まで幅広く依頼されるケースが意外と多かったりします。
レッスン料が安い
詳細な料金はプロダクションによって変動しますが、近年は、入所金や月謝などを要求しない事務所なんかが増えてきており、レッスン料自体も高額な請求になる事は少ないです。
そのため、「資金面で余裕がないけど芸能界挑戦してみたい」なんていう要望が、実は中堅であれば叶ってしまうケースが多かったります。
中堅事務所のデメリットとは?
ブランドパワーが大手よりも弱い
大手事務所との業務提携があったり関連の企業であれば、中堅でも業界的な影響力をもつ場合はあります。
ただ、それ以外の事務所の場合だとブランドの力が弱くなってきます。
また、この時代、会社の運営面でも逆風が強く、事務所がいつ経営難になってもおかしくない点も挙げられます。
仕事の質が高くなりにくい
大手に比べ中堅や中小企業は、マネージャーのバックアップはあるものの、比較的小粒な案件が多くなりがちです。
雑誌のメインに掲載されるような質の高いお仕事をたくさん得られる程に、業界で目立っていくにはそれ相応の実績と知名度が求められます。
そのため、これに関しては事務所の力が強くない分、マネージャー任せだけではなく、自分自身の努力や行動を一つ一つ起こしていく事がとても大切になってきます。
オススメの中堅モデル事務所
Claudia
設立
2006年
人数
タレント30名、スタッフ5名
所属タレント
橋垣美佑、堀井ゆりな、木内海美など
特徴
女優、モデル、文化人を主としたスペシャリストの育成に力を入れているプロダクション。
タレント定員を33名以内に限定する「所属者定員制」を導入し、一人一人のマネージメントを丁寧に心がけられる環境が用意されている。
スピード感を非常に重視しており、所属が決まり次第、CMや映画、ドラマなど数多くのオーディションをとにかく受けてもらう「実践的に鍛えて育てる」をモットーとした育成方針でカリキュラムが組み立てられている。
参考情報
Claudia 公式ページ
イデア
設立
2003年
人数
タレント56名(組)、スタッフ12名
所属タレント
高垣麗子、野沢和香、神山まりあ、小山莉奈、中澤瞳など
特徴
ファッション誌の表紙を務めるような人気モデルが数多く所属しているモデルプロダクション。
ファッション雑誌やCMをメインの活動ジャンルとしており、業界内の信頼も厚い。
「きめ細かいマネージメント」に比重を置いていて、ハーフタレントにはハーフ部門、ジュニアにはジュニア部門と分野別で組織を細分化した上で、本人の意志、方向性を分析し、可能性を最大限に伸ばしていく事に力を注いでいる。
参考情報
イデア 公式ページ
パール
設立
2002年
人数
タレント23名、スタッフ5名
所属タレント
蛯原友里、押切もえ、舞川あいく、渡辺知夏子、里海など。
特徴
モデルとのコミュニケーションを大切にした、アットホームなマネージメントを心がけ、一人一人の個性を大切にしつつ、個々に相性に合った活動をバックアップしていく事をモットーにする。
また、所属しているモデルが次々とTV・CMに出演しており、活動の分野をモデルのみならず、芸能分野にまで広げている。
参考情報
パール 公式ページ
LIBERA
設立
2005年
人数
タレント数60名、スタッフ9名
所属タレント
ローラ、ダレノガレ明美、桝田絵里奈、藤井サチなど
特徴
日本人に限らずハーフタレントも多く、また、モデルだけでなくバラエティや演技など幅広く活躍するタレントが多数所属している。
「所属者と共に成長する事務所であること」をスタッフ間の共通理念とし、バラエティ、舞台、音楽など、採用時は本人の素質にあわせた進路へと導けるよう、所属者を側でサポートしていく事に力を注がれている。
モデルをきっかけに、映画、ドラマ、バラエティ、音楽などの路線へと才能を開花できる人材の育成を目指している。
モデルを主として他の幅広いジャンルに挑戦する人向きのモデルプロダクション。
参考情報
LIBERA 公式ページ
アソビシステム
設立
2007年
人数
タレント数59名、スタッフ43名。
所属タレント
AMIAYA、古関れん、UNA、NANAMI、武智志穂など
特徴
モデルとタレントをメインに起用。
世界的に活躍するきゃりーぱみゅぱみゅが所属しているプロダクションとして有名。
「今時はスタイルが良くて着こなし上手いだけでは中々”オシャレ”と言われない」として、ライフスタイルそのものが憧れの対象になりえるような感性を持ったモデルを常に求めている。
東京・渋谷が中心の「HARAJUKU CULTURE」をより国内外に発信する為の活動を幅広く行っている。
参考情報
アソビシステム 公式ページ
こんなモデル事務所も!
シニア・ミセス世代中心モデル
中堅事務所の中には世代別でモデルをマネジメントする事務所もあります!
例えば、モデル事務所エースなどはシニア・ミセス世代が活躍できる場を用意しています。
実績も多いみたいです!
詳しくはこちらを参考にしてみてください。
中堅事務所の事情、まとめ
大手事務所だけでなく、中堅には中堅なりの良さがあります。
正直な話、大手、又は中堅だから成功する、なんていう約束はできません。
ですが同時に、大手でなければならないということでもありません。
中堅には中堅の強み、大手には大手の強みがそれぞれにあって一長一短。
規模帯やブランドだけでなく
「どんな人たちと一緒に自分を磨いていきたいのか」
「どういう場所で、どんな仕事をしていきたいのか」
など、自分の考え方や方針で選んでいくのが一番大切です。
大手・中堅の括りではなく、アナタの個性ややり方によって選択肢は変動していきます。
今回はアナタにそういう事を知ってもらいたくて中堅事務所についての特集をしてみました。もしこれが参考の一助になっていたなら幸いです。