VOGUEモデルになるためには世界基準のモデルを目指そう
VOGUEのモデルといえば外国人モデルが多いイメージですが、日本人モデルも活躍しているのか気になりますよね。
冨永愛さんは有名な日本を代表するトップモデルですが、他にも世界で活躍する日本人モデルは多く存在しています。
誌面に登場するモデルはトップモードのファッションやメイクに身を包んでいてインターナショナルな誌面なので、読者は日本でも活躍しているモデルかどうかということはあまり気にせずに読んでいるでしょう。
今回はVOGUEの概要やどんなモデルが所属しているのかをご紹介します。
この記事ではVOGUEが何を求めているのか、活躍するモデルの経歴やエージェンシーを知ることができるので、どのようなアプローチをすれば良いかが見えてくるでしょう。
世界で活躍するモデルになる心意気で、VOGUEモデルを目指しましょう。
VOGUEとは
VOGUE JAPANは、コンデナストジャパンより毎月28日に発行されている、世界で最も影響力があると言われてているファッション誌です。
世界中でエディションされているVOGUEの日本版として、1999年7月「VOGUE JAPAN」に創刊。
日本の女性に向けて編集された最新ファッション、ビューティ、カルチャー、社会的なトレンドなどを扱い、ファッション界をリードし続けています。
モデル、スタイリスト、トップフォトグラファーなど、世界トップレベルのスタッフが創り上げる美しく洗練された誌面はインターナショナルな最先端モードが満載。
“VOGUEの世界”を楽しむことができます。
コンデナストジャパンからはVOGUEの関連雑誌として、VOGUE GIRL(デジタルマガジン)、やVOGUE Weddingが発行されています。
現在までのストーリー
1999年7月「VOGUE NIPPON」創刊
「VOGUE」は1892年に米国で創刊し世界中で20以上のエディションを発行する、世界で最も影響を与えるファッション誌。
1999年7月に日本版である「VOGUE NIPPON」が創刊し、世界トップモデルの「ケイトモス」と、日本を代表するモデル「未希」の表紙は、日本での新しい歴史を刻む第一歩に。
2005年からは、時代に影響を与えた各界の女性たちを毎年年末に表彰する「VOGUE JAPAN Women of the Year」の原型となる「Vogue Women 2005」がスタートしました。
2011年「VOGUE JAPAN」に
2011年には現在の誌名「VOGUE JAPAN」に。
2022年で創刊20周年を迎えます。
「VOGUE JAPAN Women of the Year」は現在も毎年表彰されていて、人気のイベントのひとつです。
主なターゲット、読者層
VOGUEは20代後半以降の、ハイクオリティを求める女性がターゲット。
読者層は30代40代が多く、世界のトレンドなどインターナショナルな情報を求める人たちに読まれています。
世界で活躍する人たちへのインタビューなど読み応えのある記事も多く、ファッションだけでなく生き方を刺激する社会的な内容も。
モデルも世界で通用するトップモデルが起用されており、ファッションと合わせて「美しいビジュアル」が誌面を飾っています。
ファッションスタイル
世界の最新ファッションやコレクションを主に紹介しています。
ファッションスタイルは世界的な有名ブランドを中心とした、ハイクオリティな最先端モード。
ファッションのプロたちがその時々の旬なトレンドを、美しい「VOUGEの世界」として発信しています。
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所属しているモデル
VOGUE専属のモデルではありませんが、VOGUEモデルとして活躍しているモデルは、国内だけでなく世界でも活躍することのできるモデルです。
ここではどのようなモデルがVOGUEで活躍しているのかをご紹介します。
専属モデル
専属モデルではありませんがVOGUE JAPANのホームページのモデル一覧には、世界で活躍するモデルが数多く掲載。
今回は日本でも活躍しているモデルをご紹介します。
冨永愛
1982年生まれ、アンダーグラウンド所属。
モデルエージェンシーは東京の他にもニューヨーク/パリ、ミラノ、ロンドンでも所属しており、世界中で活躍しています。
身長179cm 股下92cm、9頭身と抜群のスタイルで、日本人として唯一無二のトップモデルとして活躍。
2000年12月号では当時高校生だった冨永愛さんがカバーを飾り話題に。
クリスチャンディオールやドルチェ&ガッバーナなど世界のトップメゾンで起用され、スーパーモデルとしての地位を築いてきました。
現在は社会貢献活動や日本の伝統文化を国内外に伝える活動など、多岐にわたり活躍の場を広げています。
麻宮彩希
1994年生まれ、イマージュ所属。
身長172cmとモデルとしては小柄ながらもシャープな顔立ちで数々の雑誌やイメージモデルとして活躍しています。
伊勢丹のビジュアルモデルやユニクロのキャンペーンなどで知名度がアップ。
日本のモード誌だけでなくアジア圏のVOGUEやELLEなどにも出演するなど活躍の場を拡げています。
TAO
1985年生まれ、身長177cm。
多くの著名デザイナーから愛されている日本のトップモデルです。
2009年から2010年には「TAOヘア」と呼ばれるマッシュルームカットを武器に、ランウェイや広告モデル、キャンペーンなど様々な舞台で活躍し、その後はモデル業だけでなく女優にも挑戦。
近年は気候危機やアニマルライツの認識を高めるための活動も行っています。
松岡モナ
1998年生まれ、身長178cm、イマージュ所属。
アメリカ人の父親と日本人の母親をもち、15歳で海外のランウェイデビューを果たす。
年齢解除の16歳以降のコレクションではシャネルやmiu miuなど数々のハイブランドからオファーが殺到し存在感を見せつけました。
国内だけでなくアジア圏のファッション誌にも出演するなど幅広く活躍しています。
萬波ユカ
1991年生まれ、身長175cm、DONNA MODELS所属。
チャームポイントである“おでこ”を強調したアイコニックなon the眉毛の前髪が特徴的。
元看護師で、モデルデビューは23歳のとき。
2015年にランウェイデビューを果たし、FENDIなど数々のショーや、GIVENCHYやボッテガ・ヴェネタなどのキャンペーンモデルとして活躍しました。
身長が低い分、自分にしか出せない雰囲気での服の魅せ方を日々研究するなどの努力家。
ヴィンテージ好きとして評判で、念願のヴィンテージショップを2021年8月にオープンしました。
チハル
1992年生まれ、身長178cm、DONNA MODELS所属。
アメリカ、フランス、イギリス、イタリアなどでもモデルエージェンシーに所属しています。
シャープな顔立ちと世界規格のスタイルが特徴。
17歳でスカウトされ2009年に東京コレクションでデビューし、2013年AWコレクションで世界的に大ブレークしました。
その後もマート&マーカスやカール・ラガーフェルド、さらに多くのトップフォトグラファーとの撮影を経験。
2019年3月号では「現代を代表するイットモデル5名の豪華メンバー」として表紙に登場しました。
読者モデル
VOGUEには、読者モデルは所属していません。
コレクションなどの世界のトップモードを紹介しているため、読者が発信するような身近な情報は不要なのでしょう。
過去の所属モデル
未希
身長177cm、舘岡事務所所属。
1999年の「VOGUE NIPPON」創刊号ではケイトモスとともに表紙を飾りました。
パリコレなど数々のショーや雑誌に出演するなど、トップモデルとして活躍していました。
VOGUEの最新オーディション情報【2025年度】
モデルのオーディション情報は残念ながら公開されていません。
過去の実績を調査しましたが、VOGUEのモデルオーディション情報は確認できませんでした。
ミレニアルズ世代向けの「VOGUE GIRL」は現在デジタルマガジンですが、紙媒体で発行されていた2011年にオーディションが開催されていました。
今回はVOGUE GIRLのオーディションについてご紹介します。
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過去のオーディション開催情報
「VOGUE GIRL」NEW MODELオーディション(2011年)
ガールのための新世代マガジン「VOGUE GIRL」とNY発の人気ブランド「MARC by MARC JACOBS」が共同でオーディションを開催。
トップモデルとして世界のファッション界を担う“次世代モデル”を発掘するプロジェクト。
世界で活躍する冨永愛さんやTAOさんに続くモデルをVOGUE GIRL発でデビューさせたいという想いから実施されました。
応募資格
・16歳以上
・身長170cm以上
・日本国籍であること
・自薦他薦は不問
・オーディション費用無料
特典
・VOGUE GIRL誌上のMARC BY MARC JACOBSのページでモデルデビュー
選考プロセス
・第一次審査 〈書類審査〉
・第二次審査〈面接カメラテスト〉@東京/大阪
・第三次審査〈トレーニング&テスト〉
・最終選考
京都在住の高校生で16歳の小嶋紗代さんがファイナリストに選ばれました。
現在は残念ながらモデル活動はしていないようです。
VOGUE次世代モデル発掘プロジェクト「Open Casting」がスタート
2023年4月24日に「VOGUE」の次世代モデル発掘プロジェクト「Open Casting」が始動しました。
このプロジェクトは、現代の“美”を体現する新世代の才能に光を当て、育成・支援を行っていく事が目的で、性自認が女性の満18歳以上なら、世界中のどこからでも無料で応募が可能なこと多くの女性から注目されました。
エージェンシーと契約している必要はなく、顔写真と短い動画メッセージを提出し、自己PR用のアンケートに回答するだけで参加できることで手軽に応募することができます。
VOGUEの担当者は、2023年の秋冬のショー開催後、ランウェーの多様性の乏しさを何とかしたいという思いが生まれ、このプロジェクトが生まれたそうです。
応募総数は何と67243名で、初日に10000名ほどの応募があったそうでハッシュタグのトレンド入りとなりました。
そんな多数の応募数から、選考を繰り返し8名に絞られました。
膨大な応募者から選出する審査員には、『VOGUE』のエディターやスタイリストのほか、インスタグラムのファッションパートナーシップ担当ディレクターであるエヴァ・チェン、モデルのパロマ・エルセッサー、DM Castingの共同設立者でキャスティングディレクターのピエルジョージョ・デル・モーロとサミュル・エリス・シャインマンといった業界関係者が担当します。
世界中のモデル志望の女性が応募し、また宗教や文化に多様性がありました。
2023年4月24日に応募開始して、約半年でファイナリスト8名が発表されました。
8人のファイナリストに見事選ばれた日本人のニューフェイスモデルのドゥルミさんがいます。
ドゥルミさんは、大阪出身で日本とスリランカのバイレイシャルであり、プラスサイズモデルとして活動しています。
2019年にはランジェリーブランド、ピーチジョン(PEACH JOHN)のモデルとして活動、2021年にはミス・ユニバース®ジャパンのファイナリストに選出された経歴があります。
ほかにも、南アフリカのヨハネスブルグ出身のシンシア・マチャヴァさん、ロンドン出身のファイナリストアブラル・モハメドさん、フランス出身のファイナリストコレット・カンザさん、ロサンゼルスのヴァッサー大学卒のマーズさん、モロッコ出身のラニア・ベンチェグラさん、中国出身のウォン・モンヤオさん、ガーナ出身のラヤン・エル=マハムードさんとVOGUE担当者の目に留まりました。
彼女たちは、VOGUEに選考されたこと、自身が雑誌に載ったことで大興奮をしていました。
VOGUEの専属・読者モデルになるために大切なこと
世界に通用するモデルになる
トップモード誌であるVOGUEのモデルになるためには、世界で通用するモデルになることが必要です。
世界基準の身長とスタイルに加えて、美しい容姿、どんな逆境にも立ち向かうことのできる強いメンタルも必要です。
恵まれたスタイルの冨永愛さんでも苦難の道を乗り越えてトップモデルの座を得ることができましたし、今でも日々の努力を怠ることはありません。
個性派モデルとして有名なケイトモスさんは身長170㎝とモデルとしては低いですが、圧倒的センスと存在感のおかげで低身長でさえも個性にしています。
身長とスタイルが世界基準に届かない場合は、それをカバーする個性と、強い精神力が必要になるでしょう。
事務所選びも大切
VOGUEモデルになるためのオーディションは過去にも開催された情報はありませんので、まずはモデルとして活動してアプローチすることが必要でしょう。
そしてモデル活動をする際の事務所選びも大切で、VOGUEなどの海外雑誌に強いモデルエージェンシーに所属することも必須です。
今回ご紹介したモデルも、イマージュやDONNA MODELSなど世界基準のモデルが揃っている事務所に所属しています。
冨永愛さんもかつてはイマージュに所属していました。
イマージュでは日本人・ハーフモデルを随時募集していますので、参考までにご紹介します。
株式会社ボン イマージュ
必要書類
- 履歴書
- 志望動機
- 身長/バスト/ウエスト/ヒップ/靴サイズ
- 写真(以下の条件を満たす過去3ヶ月以内に撮影した写真)
- 足が見えて、かつスタイルのわかる服装
- サービスサイズ以上で、バストアップと全身の2枚
- ノーメイクもしくはナチュラルメイクのもの
- 同意書
- 未成年の方は保護者の同意書
送付先
※書類審査合格の方のみ、担当者より面接の連絡
実際にVOGUEのモデルを輩出しているエージェンシーなので、所属に至ればVOGUE誌面への出演もチャンスがあるかもしれません。
「世界のモデルになる」という意識を持って、挑戦してみてください。
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