圧巻の演技力、難しい役もこなす実力派俳優 藤原竜也さんの魅力とは?
- 藤原竜也さんのデビューのきっかけは?
- 藤原竜也さんはどのようなキャリアを積んできたのか気になる
- 藤原竜也さんの事務所について知りたい
芸能界は魅力的で多くの人が憧れる世界ですが、その裏側やタレントのプロフィール、キャリアパス、ストーリーなどは意外と知られていないものです。
そこで、この記事では藤原竜也さんの
- プロフィール詳細
- キャリアの歩み
- 現在の所属事務所とその特色
- SNS戦略
- 私生活やリフレッシュ方法
などを幅広く解説しています。
この情報をもとに行動することで、自分自身の目標やキャリアに役立てることができるでしょう。
読み終わった後で、次のステップが明確に見えてくるかもしれません。
ぜひ最後までお読みいただき、参考にしてください。
藤原竜也さんのプロフィール
サッカー好きのやんちゃ少年
- 名前:藤原竜也
- 出身地:埼玉県
- 生年月日:1982年5月15日
- 職業:俳優
- 事務所:ホリプロ
- 趣味・特技:サッカー、プロレス観戦、競馬
- 主な出演作:舞台「身毒丸」「ハムレット」「ハリー・ポッターと呪いの子」「中村仲蔵 〜歌舞伎王国 下剋上異聞〜」、映画「バトル・ロワイアル」「デスノート」「カイジ」「るろうに剣心」、ドラマ「リバース」「Get Ready!」など
小学生の頃の夢はサッカー選手
小学生の頃はサッカー漬けの毎日だったという藤原竜也さん。
サッカー選手を目指していたそうです。
2021年のWOWOWの番組「藤原竜也の番組 フジタツ猪突猛進撃!!」では、元ヴェルディユースの竹内涼真さんと、他に助っ人を交えてサッカー対決をしたことも。
また2022年のFIFA ワールドカップ カタール大会のときには、寝不足になるほど熱中して見ていたとのことですので、サッカーに対する想いが強いことが伺えます。
やんちゃな中学時代
出身は埼玉県秩父市。
やんちゃだったという中学時代は「秩父の悪魔」と呼ばれていたそうです。
途中でコンビニに行って授業を受けていない時間もあったとのこと。
サッカーは中学でも続け、ポジションはフォワード。
“ボールは俺のもの”と言わんばかりに味方にパスを出さなかったそうです。
部長を選ぶ投票では1位になったものの、先生からNGが出たというエピソードを明かしています。
藤原竜也さんのデビューまでのステップ
辛い稽古を乗り越えてデビュー
- 芸能界に興味を持ったきっかけ:池袋で事務所の人に声を掛けられて
- 最初のオーディションまたはスカウト:蜷川幸雄演出の舞台「身毒丸」の主役オーディション
- 練習生または養成所の期間:不明
- 初の仕事(CM, ドラマ, 映画など):舞台「身毒丸」
- デビュー作(シングル, アルバム, 映画など):舞台「身毒丸」
中学生のときに池袋で声を掛けられてオーディションに参加
中学生のときに遊びに行った池袋で、ホリプロの女性社員に声を掛けられて、舞台「身毒丸」のオーディションのチラシを受け取ったのがもともとのきっかけだったそう。
その時は友達と一緒にいたのもあり興味のないふりをしていたけれど、オーディションは受けてみようと思い書類を提出したと語っています。
華々しいデビューを飾っている藤原竜也さんですが、実は書類審査では落とされていて、チラシを渡した女性社員が何度も不合格の書類から合格書類の方に移し変えていたとのこと。
その女性のおかげで、最終審査までいくことができたと明かしています。
蜷川幸雄さんとの最終面接と演技テストを経て、応募総数5537名の中からグランプリに選ばれました。
後に蜷川幸雄さんはオーディションでの様子を、「ダメ出ししたことがすぐにだいたい出来ていた」「ダメ出しに追いつき変わっていく演技に才能を感じた」と明かしています。
辛い稽古にやめたいと思ったことも
オーディションで舞台「身毒丸」の主役を勝ち取りましたが、それまで俳優の道に興味があったわけでもなく、もちろん演技の経験もありませんでした。
そんな藤原竜也さんでしたので、蜷川幸雄さんの過酷な稽古に何度も泣き、辞めたいと思いながらも必死に頑張ったと明かしています。
厳しい稽古を乗り切った甲斐あって、ロンドンでの初舞台は大好評。
15歳で初舞台とは思えない演技に、“天才新人現る”と英国各紙で大絶賛を受けました。
持病の腰痛に苦しめられながらも
過酷な稽古を乗り切り大絶賛された「身毒丸」ですが、ロンドン公演千秋楽前日に持病の腰痛が悪化してしまいます。
千秋楽の昼公演は代役を立てての公演でしたが、夜公演は藤原竜也さんがどうしても出たいと蜷川さんに懇願し、いつでも代役が出られる準備をして強行出演したとのこと。
動くこともままならなかったにもかかわらず、それまでの公演を上まわる演技に、蜷川幸雄さんは「あの千秋楽は一生忘れられない、それくらい凄かった」と後に語っています。
藤原竜也さんが注目を集めたきっかけは?
15歳の中学生が舞台の主役に
藤原竜也さんが注目を集めたきっかけは、舞台のオーディションで主役に合格したことでしょう。
「世界のニナガワ」と呼ばれる蜷川幸雄さん演出の舞台ということで、注目度の高いオーディションだったこともあり、演技経験のない15歳が主役に選ばれたことが話題になりました。
さらに厳しい稽古で有名な蜷川さんの指導についていき、海外での初公演では“天才”と言わせるほどの演技を見せるなど、その熱量と実力で注目を集めました。
映画「バトルロワイヤル」の主役に抜擢
舞台デビューから3年後の2000年に、深作欣二監督に見込まれて映画「バトルロワイヤル」の主役に抜擢されました。
中学生40人が最後の1人になるまで殺し合いをしなければならないという、賛否両論を呼んだ話題作。
深作欣二監督も厳しい指導で有名で、当時18歳だった藤原竜也さんも激しい喝を受けながらリハーサルや撮影に挑んでいたそうです。
本作はブルーリボン賞作品賞を受賞、さらに緊迫感ある演技で多くの人を魅了した藤原竜也さんは同新人賞を受賞し、若手実力派俳優としての地位を確立しました。
タイトルロールを演じた舞台「ハムレット」
21歳という若さでタイトルロール「ハムレット」を演じた藤原竜也さん。
ハムレットはシェイクスピア作品の中でも難しいと言われる作品です。
公演前には異例の若さでハムレットを演じることに対して「絶対に成功しない」「無謀だ」などとの声もあり、プレッシャーを感じていたそう。
ですが藤原竜也さんのこの作品にかける想いは強く、セリフを覚えるために数か月前から台本を読んでいたとのこと。
稽古帰りにセリフを言い終わるまで帰らないと決めて、歩きながらセリフを言って帰宅していたそうです。
このことは当時蜷川幸雄さんは知らなかったとのことで、後に知り感動したと話しています。
結果、膨大なセリフ、感情の起伏が激しい演技を完璧にこなし、高い評価を受けて数々の演劇賞を受賞しました。
実際に観劇した人たちも、“すごいとしか言いようのない演技”に感動していた様子が伺えました。
原作もので高評価
藤原竜也さんは原作がある作品への出演が多くみられます。
原作ものはファンの思い入れが強く、特に公開前は批判を受けやすい傾向にあります。
デスノートの夜神月にしても、カイジにしても、キャストが発表された時点で不満をもつ人たちもいましたが、公開後は「月は藤原竜也しかありえない」と言われるなど、絶賛に変わりました。
藤原竜也さんの役作りは、原作の役に忠実にというよりも、役の特徴を活かして昇華させるスタイル。
本当にいる人物かのような、原作の世界に入り込んだ演技は高評価を得ています。
原作ものは世間の関心も高く、そこでの好演は藤原竜也さんの実力を再確認させることになったと言えるでしょう。
現在の所属事務所を解説
タレントの発掘・育成が強み
- 事務所名:ホリプロ
- 設立年:昭和38年1月16日
- 代表者:菅井 敦
- 主な所属タレント:綾瀬はるか、深田恭子、石原さとみ、高畑充希、鈴木亮平、竹内涼真、松山ケンイチ、妻夫木聡、藤原竜也
第一線で活躍する芸能人が多く所属する事務所
ホリプロは、俳優やお笑い、アイドル、モデル、音楽アーティストなど、さまざまな分野で活躍する芸能人が所属する大手芸能事務所です。
企業理念は「文化をプロモートする人間産業」。
タレントの発掘、育成を中心に番組制作などの映像事業、演劇をプロデュースする公演事業など、さまざまな要素が混ざり合う総合エンターテインメント企業です。
藤原竜也さんは、「身毒丸」のオーディションチラシをホリプロの社員から受け取り、その後オーディションに応募、合格しホリプロ所属となりました。
合格時には当時通っていた中学校に事務所関係者があいさつに行ったとのこと。
学校にまで挨拶に行くほど、藤原竜也さんへの期待値が高かったことが伺えます。
余談ですが、当時藤原竜也さんは相当やんちゃだったようで、事務所関係者が学校に出向いてあいさつをした際に、「引き取ってくれてありがとう」と口を揃えて歓迎したそうです。
そんなやんちゃだった藤原竜也さんを、一流の役者に育てたホリプロ。
タレントの発掘・育成を強みとする事務所というのも納得です。
女性タレントの登竜門「ホリプロ タレント スカウト キャラバン」
ホリプロといえば「ホリプロ タレント スカウト キャラバン」のイメージが強いのではないでしょうか。
実際に綾瀬はるかさん、深田恭子さん、石原さとみさん、高畑充希さんなど第一線で活躍する女優が輩出されています。
まれに男性も募集対象となる場合もあるので、芸能人を目指す人であれば男女関係なくチェックが必要でしょう。
藤原竜也さんの芸能活動を分析!
SNS戦略とファン接点作り
- 主なSNSプラットフォーム:X(STAFF X)
- フォロワー数:8.4万人(X)
- 頻度:不定期
公式SNSは「STAFF X」のみ
藤原竜也さんはSNSはあまり積極的ではなく、公式SNSはスタッフのアカウントのみです。
告知や宣伝、撮影や収録の様子が主な内容で、スタッフが投稿。
舞台やドラマ、映画、CMなどさまざまなジャンルで活躍しているので、話題には事欠きません。
オフィシャルサイトの「STAFF X、ゆる~くやってます」という記載のとおり、更新の頻度が高いときは2、3日に1度くらい、間が空くときは1ヵ月ぶりのときもあり、頻度は不定期です。
スタッフの方から見た藤原竜也さんについてつぶやいているので、身近で見ているような感覚に。
ラジオ収録の様子はラフな藤原竜也さんを見られるので必見です。
オフィシャルファンクラブを運営
藤原竜也さんのオフィシャルファンクラブ ”DRAGON aRROWS”。年4回の会報発行や、チケット先行予約、オリジナルグッズ販売、ファンクラブイベントやファンミーティングの開催など、ファンにとってはどれも嬉しい企画です。
普段は本人からの発信はなく、プライベートなどがわからない分、ファンミーティングに参加した人はメディアでは知ることのできない藤原竜也さんを見ることができて大満足とのこと。
藤原竜也さんの人柄の良さを感じることができたそうです。
メディア露出とポジショニング
- 主な露出メディア:舞台、映画、テレビドラマ、CM
- ポジショニング:実力派俳優として高く評価され、多くの賞を受賞。特に舞台俳優としての評価が高い。
藤原竜也さんは多くの舞台、映画やテレビドラマで活躍しています。
個性が強い役や、追い詰められるような役が多く、その演技力で高い評価を受けています。
舞台から俳優人生が始まった舞台人だけあり、豊かな感情の表現力は唯一無二といえるでしょう。
映画やテレビドラマで活躍する現在でも、“蜷川幸雄さんに鍛えられた舞台人”としての誇りを持って芝居に取り組んでいます。
ポジショニングとしては、その表現力の高さとストイックな役作りから実力派俳優としての位置付けがあります。
一方でプライベートは控えめで、SNSでは仕事に関する内容のみ発信されています。
まれに出演するバラエティ番組では、芝居で見る雰囲気とはまるで違うおちゃめな一面も見せていて、ギャップにハマるファンも多数。
このようなポジショニングによって、「演技のパワーに圧倒される実力派俳優」というイメージを持たれています。
プライベートとリフレッシュ術
- 休日の過ごし方:家族との時間を大切にする
- リフレッシュ方法:家に帰って子どもの顔を見る、フローリングワイパーをかける
休日は家族との時間を大切に
2013年に結婚した藤原竜也さんですが、結婚前の休日の午後は競馬、プロ野球中継を見る、スナックに飲みに行く、というような「オヤジ」のような生活を送っていたと明かしています。
結婚後は「遊ぶよりも家に帰りたくなった」とのことで、家族での時間を大切にしているそうです。
また子煩悩ぶりも発揮し「仕事を投げ打ってでも子どもの成長を見ていたい」と明かしています。
家族が癒やし
家に帰って子どもの顔を見ることで1日の疲れが吹っ飛ぶと語る藤原竜也さん。
他にもゆっくりお風呂に入る、好きな野球のニュースを見るなど、ゆったりとした時間がリラックスタイムになっているとのことです。
ステイホーム期間中には家族でどんな美味しいものを食べようか考えるのが楽しかったとのこと。
家族と美味しいものを食べることが、精神的にも良いと語っています。
意外なリフレッシュ方法
ステイホーム期間中にやることがなくて掃除をしていたとのことですが、以来フローリングワイパーをかけることが日課になっているそうです。
こだわりの使い方もあって、掃除をすると気分もリフレッシュできると話しています。
次なる展望は?
- 目標:見たことのない境地を見ること
厳しくて有名な蜷川幸雄さんの元で稽古をしてきた藤原竜也さんは、いつでも自分を否定して、これで完成ではないと言い聞かせていたそうです。
次は見たことのない境地があることを信じて、ゴールを作らずにきたそう。
演劇は満足したら終わってしまうという考えのもと、常に自分自身と戦っていると明かしています。
2024年2月公演の舞台「中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~」の稽古では、初めての歌舞伎役者という役に、情熱を持って芝居と向き合っていた演劇少年の頃を思い出していたそうです。
自分の時間はなく稽古漬けの毎日で、全てを芝居に捧げていた頃。
泣きながら何度も辞めたいと思ったけれど、それでも今度は何があるのか、どんな稽古をするのかという期待も持ちながら稽古に向かったそう。
その頃を考えると今の芝居が完成ではなく、これからも自分の中に新しいものが生まれるかもしれないという期待を感じるそうです。
今後もまだ見たことのない境地を見るために、常に学ぶ姿勢で取り組んでいきたいと語っています。
参考にしたい!成功レシピと具体的なステップ
原点は蜷川幸雄さん
- 身につけるべきスキル:極限まで努力
- 重要な人脈の作り方:蜷川幸雄さんとともに
- メディア戦略:芝居で話題に
- プライベートと仕事のバランスの取り方:仕事もプライベートも全力
極限まで努力
藤原竜也さんが実力派俳優として有名になったのは、蜷川幸雄さんのスパルタ教育のおかげと言っても過言ではないでしょう。
厳しい稽古に毎日泣き、辞めたいと何度も思ったけれどサボったことは一度もなく、できる努力は最大限にしたと明かしています。
またストイックな性格も有名で、デビュー作「身毒丸」での千秋楽では腰が痛いのをおして強行出演、セリフの多い舞台「ハムレット」では何ヵ月も前から台本を読んでいたそう。
他にも役作りのために10kg減量、「カイジ」出演時は自腹でパチンコ通い、演技のために1ヵ月禁酒など、できることはなんでもやるという姿勢が伺えます。
何事にも極限まで努力しているところは、芸能人を目指す人にとって参考になるでしょう。
蜷川幸雄さんと共に
藤原竜也さんの俳優人生の原点は蜷川幸雄さんと言えるでしょう。
蜷川さんに鍛えられたからこそ今がある、蜷川さんとの出会いは財産と語っています。
非常に厳しい稽古で怒られてばかりでしたが、その裏には蜷川幸雄さんは伝えたいことを全て伝えるために必死に怒っていたそうです。
蜷川さんは藤原竜也さんのことを「集中力があって、真面目で努力家。ストイックで、役の事しか考えられない」と語っていましたので、自分の全てを伝えたいと思えるほど、信頼していた証ではないでしょうか。
藤原竜也さんは逃げ出したいと思いながらも、どこかで蜷川幸雄さんに認められたいという気持ちで稽古に挑んでいたそうです。
お互いを信頼し合う気持ちが、感情をむき出しにする藤原竜也さんならではの芝居に繋がっているのでしょう。
蜷川さん亡き後は、演劇にどう向き合えばよいかわからなくなった時期があったそうですが、蜷川さんとの日々を思い出すことで自分自身と戦い、新しいものを生み出していきたいと思うようになったと明かしています。
芝居で話題になる
小栗旬さんや溝端俊平さん、吉田鋼太郎さんや中村勘九郎さんなど交友関係も話題の藤原竜也さんですが、積極的にプライベートを発信することはありません。
芝居での表現が、周りの人やファンとのコミュニケーション手段になっているそうです。
プライベートなことは語らずとも、自分はこんな人間だということを芝居を通して伝えているのでしょう。
実際に稽古への取り組み方やストイックな役作りについて話題になることが多い印象です。
仕事もプライベートも全力
仕事を頑張ることも大切だけど、同じくらい休むことも大切だと語っています。
感情の強い役が多い藤原竜也さんですので、仕事への集中力は相当なものだと察します。
役への情熱だけでは視野が狭くなってしまい、追い詰められてしまうと感じているそう。
休むことで余裕を作ることが大切だと語っています。
また「仕事をするうえで一番大切なことは」という質問に対して「家族の支え」と答えています。
家族の支えが自分の土台になるとのこと。
家を建てるときのように、しっかりとした土台に良いものを建てるような、年齢の重ね方をしたいと語っています。
仕事もプライベートも全力で大切にする藤原竜也さんだからこその、演技力でしょう。