硬派だけどバラエティもこなせる演技派俳優、沢村一樹さんの魅力とは?
- 沢村一樹さんの事務所はどこでどんな人が所属しているの?
- 沢村一樹さんのキャリアを知りたい
- 沢村一樹さんのSNS戦略は?
芸能界は魅力的で多くの人が憧れる世界ですが、その裏側やタレントのプロフィール、キャリアパス、ストーリーなどは意外と知られていないものです。
そこで、この記事では沢村一樹さんの
- プロフィール詳細
- キャリアの歩み
- 現在の所属事務所とその特色
- SNS戦略
- 私生活やリフレッシュ方法
などを幅広く解説しています。
この情報をもとに行動することで、あなたも自分自身の目標やキャリアに役立てることができるでしょう。
読み終わった後で、次のステップが明確に見えてくるかもしれません。
ぜひ最後までお読みいただき、参考にしてください。
沢村一樹さんのプロフィール
モデル出身の実力派俳優
- 名前:沢村一樹
- 出身地:鹿児島
- 生年月日:1967年7月10日
- 職業:俳優
- 事務所:研音
- 趣味・特技:粘土細工、ガーデニング、ミニカー集め
- 主な出演作:ドラマ「続・星の金貨」「浅見光彦シリーズ」「救命病棟24時」「ショムニ」「ごくせん」「白い巨塔」「警視庁失踪人捜査課」「DOCTORS〜最強の名医〜」「レンタル救世主」「ユニバーサル広告社〜あなたの人生、売り込みます!」「絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜」「グランメゾン東京」「ナイト・ドクター」「海に眠るダイヤモンド」、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」「虎に翼」、映画「サラリーマンNEO 劇場版(笑)」「グランメゾン・パリ」、NHK「サラリーマンNEO」
鹿児島出身の俳優
鹿児島県出身の沢村一樹さんは、鹿児島県に関する仕事も多くしています。
ホテル「シェラトン鹿児島」が開業したときのテープカットや祝辞、NHK「世界ふれあい街歩き 薩摩の心 鹿児島スペシャル」で“語り”で声の出演をするなど、出身者ならではの仕事も多数。
鹿児島の一番の魅力は「人」とのことで、訪れた際には鹿児島の人の温かさに触れてほしいと話していました。
長男はモデル、次男は俳優の道へ
沢村一樹さんには3人の息子さんがいますが、長男はモデル、次男は俳優として活躍しています。
長男の野村大貴さんは2019年にMEN’S NON-NOモデルのオーディションでグランプリを獲得しモデルに。
2021年6月号をもって卒業しました。
その後は海外での活躍を目指して活動しているようです。
2023年には沢村一樹さんがモデルとして活動していた「メンズクラブ」で共演し、話題になりました。
次男の野村康太さんは沢村一樹さんと同じ研音に2022年から所属し、俳優として活躍。
また2023年にはMEN’S NON-NOのオーディションで準グランプリを獲得し、専属モデルとしても活躍しています。
息子の作品は見ないようにしているという沢村一樹さん。
見るといろいろと言いたくなってしまうのだそう。
逆に息子さんから俳優業について聞かれることがあるそうで、そういうときは答えているとのこと。
俳優という仕事について沢村一樹さんは、自身は「運」がかなりの割合で占めているので、息子さんも「頑張って運を掴んでほしい」と語っています。
沢村一樹さんのデビューまでのステップ
モデルより俳優をやりたかった
- 芸能界に興味を持ったきっかけ:母親の勧め
- 最初のオーディションまたはスカウト:アルバイト先でモデルにスカウト
- 練習生または養成所の期間:不明
- 初の仕事(CM, ドラマ, 映画など):雑誌「メンズクラブ」のモデル
- デビュー作(シングル, アルバム, 映画など):ドラマ「松田のドラマ」
母親の勧めで芸能界へ
幼いころから勉強もスポーツもできたという沢村一樹さん。
高校ではバレーボール部に所属。
母親は、長身で母親譲りの端正な顔立ちの沢村一樹さんを、俳優かバレーボール選手にしたかったのだそう。
小学生のときから言われていたこともあり、高校卒業後は俳優を目指すようになったそうです。
20歳のときに鹿児島から上京、新宿のライブハウスでアルバイトをしていたときにスカウトされてモデルの道に。
25歳で「MEN’S CLUB」の専属モデルとなり、表紙も飾るメインモデルを努めるほどになりましたが、沢村一樹さん自身はその時が「人生で一番焦っていた時期」と語っています。
モデルとして収入も仕事もたくさんあるという状況に、俳優を目指して東京へ来たのに、俳優への道が遠くなってしまうという焦りがあったのだそうです。
俳優での収入はモデル時代から大幅減
29歳で俳優をはじめてからは収入が四分の一ほどに減ってしまいましたが、やりたいことをやれるということにワクワクした気持ちだったそうです。
モデルとしては低いとコンプレックスに思っていた身長も、俳優デビュー後は「大きいね」と言われて新鮮だったと語っています。
深夜番組「松田のドラマ」で俳優デビュー、同年にドラマ「続・星の金貨」に出演。
その後もドラマ「浅見光彦シリーズ」や「救命病棟24時」など話題作に出演しています。
沢村一樹さんが注目を集めたきっかけは?
12年間つとめ上げた「浅見光彦シリーズ」でお茶の間の顔に
2000年からは2時間ドラマの定番でもある「内田康夫サスペンス 浅見光彦シリーズ」の浅見光彦役を辰巳琢郎さんから引き継ぎ、12年間つとめ上げました。
旅雑誌のライターである浅見光彦が鮮やかに事件を解決に導く様子は、当時30代前半の沢村一樹さんがはまり役だと視聴者からも好評。
2009年には連続ドラマも放送されていて、浅見光彦といえば沢村一樹さんをイメージする人も多いようです。
NHKのコント番組「サラリーマンNEO」でのセクスィー部長
俳優デビュー後は二枚目役が多く、そのイメージがついて役が限定されてしまうことに危機感を感じていたと明かしています。
打開策として30代後半にバラエティ番組で“清水の舞台から飛び降りる気持ちで”下ネタを披露。
この奇策が反響を呼び、「エロ男爵」と呼ばれるようになりました。
そして2006年から放送されたNHKのコント番組「サラリーマンNEO」での「セクスィー部長」が視聴者の心を掴み、バラエティ番組での下ネタとリンクして「エロ男爵」の知名度もアップ。
それまで二枚目俳優としてのイメージが強かった沢村一樹さんですが、コメディもできる俳優として評価をあげました。
また下ネタを披露してもアンチがいないというのも沢村一樹さんならではの魅力。
プライベートでの受け答えにもエロトークは炸裂していますが、端正な見た目とのギャップに周りは笑うしかありません。
それでも俳優の仕事となれば「演技派俳優」としてバラエティ色を感じさせないお芝居で多くの人を魅了しています。
50歳で初の月9主演
沢村一樹さんのドラマの主演は、33歳からの「浅見光彦シリーズ」や44歳での「DOCTORS〜最強の名医〜」など何度も経験していましたが、数々の話題のドラマを生み出したフジテレビの月曜21時からの枠“月9”のドラマで、50歳で初の主演(史上2番目の年長主演)となり、話題になりました。
作品は「絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜」で、元公安のエリート刑事役。
特に視聴者からは最終回での迫真の演技が賞賛。
エロ男爵やセクスィー部長とのギャップに驚いている人も多いようでした。
現在の所属事務所を解説
実力派俳優が多数所属
- 事務所名:研音
- 設立年:1979年10月
- 代表者:冨田 賢太郎
- 主な所属タレント:唐沢寿明、反町隆史、速水もこみち、竜星涼、山崎育三郎、加藤清史郎、野村康太、財前直見、山口智子、りょう、天海祐希、志田未来、川口春奈、杉咲花、福原遥、沢村一樹
俳優だけでなくミュージシャンも所属
研音は、もともと音楽事業部からはじまっていて、過去には浅野ゆう子さんや中森明菜さん、石井明美さんなどレコード大賞で受賞するタレントがいた事務所です。
その後も唐沢寿明さんや山口智子さん、竹野内豊さんや反町隆史さんなど、ヒット作に出演した俳優が所属し、旬の大物俳優が所属する事務所として知られるようになりました。
現在も加藤清史郎さんや志田未来さんや杉咲花さんなど、子役時代から活躍している若手実力派俳優も所属しています。
また音楽事業では、家入レオさんやBLUE ENCOUNTなどが所属。
過去には綾香さんも所属していたなど、ミュージシャンの活躍も見られます。
沢村一樹さんはモデル時代に「俳優の仕事がしたい、と公言していたら芸能事務所の方に声をかけてもらった」とのこと。
そのときの事務所名は明かされていませんが、おそらく「研音」だと推測されます。
また沢村一樹さんの次男、野村康太さんも2022年から研音に所属しています。
過去の事務所と移籍のポイント
モデル事務所に所属していた
20歳で上京後アルバイト先でスカウトされ、モデルの仕事を始めましたが、当時は食べていけるほどは稼げずアルバイトをしながらの活動だったそう。
その後、別のモデル事務所に声をかけてもらい、翌日から「MEN’S CLUB」の撮影で驚いたと明かしています。
「MEN’S CLUBの表紙モデル」という肩書きがあると他の仕事もとれるということもあり、収入が10倍、20倍と上がったそうです。
モデルとしての仕事は順調だったようですが、もともと俳優を目指していたので、このままでは俳優ができなくなると、気持ち的には焦っていたそう。
その後は「俳優をやりたい、モデルは一生やろうとは思っていない」ということを言葉にしてまわりに伝えるようにしていたそうです。
そんな甲斐もあって、芸能事務所から声を掛けられたと明かしています。
沢村一樹さんの芸能活動を分析!
SNS戦略とファン接点作り
- 主なSNSプラットフォーム:Instagram
- フォロワー数:19.4万人
- 頻度:週1回ほど
Instagramではプライベートも投稿
沢村一樹さんは2022年6月にInstagramを開設。仕事の内容が中心ですが、プライベートの投稿も見られます。
飼っている猫との写真や、長男との写真、自宅での様子など、普段は見られない沢村一樹さんを見ることができます。
少しふざけた内容も多く、沢村一樹さんの気さくな雰囲気を感じられる投稿です。
Instagramを投稿することにより、普段からアンテナが伸びるので楽しいとのこと。
自粛期間中にYouTubeを見ていて自分のことを発信できるSNSをしてみたいと思ったそうです。
以前は役者がプライベートを出すことに抵抗があったそうですが、やってみるとリアクションもあったりして面白いと、インタビューで明かしています。
研音のモバイルサイト(有料)ではネージャー日記も
ファンクラブはありませんが、研音のモバイルサイトに登録(有料)すると、マネージャーの日記を見ることができますが、ギャラリーなど他のコンテンツはあまり更新されていないようです。
研音のモバイルサイトは個人ではなく事務所の所属するアーティスト情報を見ることができるので、他に気になるアーティストがいる場合はお得に情報を得ることができそうです。
メディア露出とポジショニング
- 主な露出メディア:テレビドラマ
- ポジショニング:硬派だけどバラエティもこなせる演技派俳優。SNSでは家族の話題も。
沢村一樹さんは多くのテレビドラマで活躍しています。
特にヒューマンドラマに多く出演し、その演技力で高い評価を受けています。
元モデルという184cmの身長とスタイルの良さ、端正な顔立ちを活かした刑事役や医師役が多いというのも、沢村一樹さんならではでしょう。
またセクスィー部長のようなコメディタッチの役もこなすなど、役の幅が広い俳優といえます。
プライベートはSNSでも家族の話題が出ることも多く、特にモデルや俳優として活躍している息子さんたちが話題になることも。
役者やバラエティ番組とは違う、父親や夫としての一面を見ることができます。
このようなポジショニングによって、沢村一樹さんは「硬派だけどバラエティもこなせる演技派俳優」というイメージをもたれています。
プライベートとリフレッシュ術
- 休日の過ごし方:自宅でリラックス
- リフレッシュ方法:体を動かす
Instagramでは自宅でリラックスする様子も
沢村一樹さんのInstagramでは、自宅のガーデニングを楽しんだり、猫と戯れたり、七輪を楽しんだりと、自宅でリラックスしている様子が伺えます。
奥様や息子さんなど家族が出てくることも多いので、家庭との時間を大切にしているのでしょう。
また以前インタビューで、長期休みで心掛けていることは「規則正しい生活をすること」と答えていましたので、どこかに出掛けるよりも自宅で過ごしたいのかもしれません。
疲れたときほど体を動かす
疲れたときは、少しでも体を動かすようにしているそうです。運動まではいかなくても、例えば大きい声を出して「ここが踏ん張りどき」と笑う、大きい声で「疲れた」と言うなど、溜息をつくよりも、背筋を伸ばして声を出して、スイッチの切り替えをするようにしているのだそうです。
次なる展望は?
- 目標:作品づくりにも挑戦していみたい
作り手として作品づくりに挑戦してみたい
沢村一樹さんは2019年のドラマ「グランメゾン東京」、2024年12月公開の映画「グランメゾン・パリ」で木村拓哉さんと共演したことは、自身の俳優生活で転機のひとつになったと明かしています。
何事も全力で取り組む木村拓哉さんを見ていると、現場での見方が変わったのだそう。
今までは俳優として演じることを中心にしてきたけれど、今後は作り手側の立場で作品づくりにも挑戦してみたい気持ちになっていると語っています。
参考にしたい!成功レシピと具体的なステップ
さまざまな顔でファンを飽きさせない
- 身につけるべきスキル:いろいろな顔を持つ
- 重要な人脈の作り方:人の話を聞き入れる
- メディア戦略:SNSでプライベートも公開
- プライベートと仕事のバランスの取り方:家族といる時間を大切にしている
役者の顔、バラエティの顔、家庭の顔
沢村一樹さんは役者になりたての頃は二枚目役が多く、他の役柄ができなくなると危機感を持っていたそう。
そんなときにバラエティ番組でセクシートークを披露したことで「エロ男爵」という称号を得て、新たな一面を見せました。
また、トーク番組やInstagramなど奥様やお子さんに対する愛情を感じられるような発信も多く見られます。
よって、「役者」「バラエティ」「父親」「夫」としての顔があり、「沢村一樹」としての振り幅を広く感じさせています。
端正な見た目とふわっとした話し方のおかげか、セクシートークをしても嫌味がなくアンチもなし。
むしろギャップが魅力的なキャラクターとして愛されています。
俳優業はもちろんバラエティ番組でも活躍、Instagramでは愛情ある発信で、さまざまな顔を見せる俳優として、唯一無二のキャラクターを持っているといえるでしょう。
人の話を素直に聞き入れて活かせる
俳優の仕事をはじめてから順調にステップアップし、俳優として食べていけるようになり、当時付き合っていた元モデルの奥様と結婚。
その後、仕事に対するやる気のようなものがなくなってしまい、物足りなさを感じていた時期があったのだそう。
そんなときに昔からの友人から「仕事をこなしている感じに見える」と言われたことが転機に。
そのときはそう言われたことが衝撃的で、どうしているのか聞いてみたのだそう。
自分の考えを言えるように普段からアンテナを張って吸収する、また伝えて理解してもらえるためのプロセスも大事にしているということを知ったとのこと。
作品づくりにおいて方向性の共有をどうしたら良いのかを考えるなど、友人の一言が転機になったと語っています。
そうした、人の話を素直に聞き入れて、良くなる方向に持っていく行動力が沢村一樹さんが成功している秘訣なのでしょう。
プライベートを公開することで親近感も
Instagramでは、家族との話題や飼っている猫の写真など、プライベートも公開しています。
バラエティ番組などにも出演していますが、ふわっとした受け答えから、沢村一樹さんの“素”がどんな性格なのか、わかりにくい部分があると言われるのだそう。
バラエティ番組ではセクシートークをしたとしても、Instagramで家族との愛情深い関係を公開することで、「家族が一番」という信頼感や親近感を感じさせています。
家族との時間が大切
家族がいるということは、「父親」も「夫」もやならければいけないということで、仕事をするうえでその家族の存在が欠かせないと語っています。
父親も夫もやるということが、社会の中で生活することに繋がっているのだそう。
結婚していなかったら芸能界にいなかったかもしれないと明かしています。
沢村一樹さんにとって家族が欠かせない存在だからこそ、家族との時間を大切にしているのでしょう。