どんな役も演じることができる女優、戸田恵梨香さんの魅力とは?
- 戸田恵梨香さんのデビューのきっかけが知りたい
- 戸田恵梨香さんがブレイクした作品は?
- 戸田恵梨香さんの事務所について知りたい
芸能界は魅力的で多くの人が憧れる世界ですが、その裏側やタレントのプロフィール、キャリアパス、ストーリーなどは意外と知られていないものです。
そこで、この記事では戸田恵梨香さんの
- プロフィール詳細
- キャリアの歩み
- 現在の所属事務所とその特色
- SNS戦略
- 私生活やリフレッシュ方法
などを幅広く解説しています。
この記事の情報をもとに行動することで、あなたも自分自身の目標やキャリアに役立てることができるでしょう。
読み終わった後で、これから何をすればよいか明確に見えてくるかもしれません。
ぜひ最後までお読みいただき、参考にしてください。
戸田恵梨香さんのプロフィール
どんな役もこなせる女優として活躍
- 名前:戸田恵梨香
- 出身地:兵庫県
- 生年月日:1988年8月17日
- 事務所:フラーム
- 趣味・特技:映画鑑賞、スキューバダイビング
- 主な出演作:ドラマ「LIAR GAME」「コード・ブルー ~ドクターヘリ緊急救命~」「流星の絆」「SPEC」「鍵のかかった部屋」「リバース」「崖っぷちホテル!」「大恋愛~僕を忘れる君と」「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」「俺の家の話」、NHK連続テレビ小説「スカーレット」、映画「デスノート」「エイプリルフールズ」「あの日のオルガン」「母性」
6歳のときに阪神淡路大震災を経験
兵庫県出身の戸田恵梨香さんは6歳のときに阪神淡路大震災で被災。
近所の方たちが亡くなり、街も変わり果ててしまうという悲しい経験をし、日常が当たり前ではないことを小さいながらも感じたと話しています。
地震が起きた際には父親が、戸田恵梨香さんと生後間もない妹、母親の3人に覆いかぶさり、倒れてきたタンスから守ってくれた、その姿から「私も家族を守らなければ」という思いで生きてきたと明かしています。
2020年に松坂桃李さんと結婚してからは、家族に対する向き合い方に変化が。
もっと楽にしていいんだと思うようになったそうです。
理解してくれる人がいるなら無理して頑張らなくてもいいとようやく思えるようになったと語っています。
父親の後押しで上京
戸田恵梨香さんは少林寺拳法の道場を営む厳格な父親に育てられました。
ゲームセンターや花火など人の多いところに行くのは禁止、門限も厳しかったそうです。
ですが芸能界入りを後押ししたのも父親だったとか。
中学卒業後に高校に行くか上京するか迷っていたときに、「仕事1本でやれる子だ」と母親を説得してくれたそうです。
学歴という保険に頼らずに生き抜く力をつけてほしいという父親の願いに答えるように、自分と向き合って生きてきた戸田恵梨香さん。
弱音を吐いた際には「いつでも帰ってきたらいいから」という父親の言葉で、逆に仕事へのやる気が芽生えたそう。
戸田恵梨香さんにとって父親は、俳優人生における心の支えとなっていると明かしています。
戸田恵梨香さんのデビューまでのステップ
きっかけはドラマのNGシーン
- 芸能界に興味を持ったきっかけ:ドラマのNGシーンを集めて放送する番組
- 最初のオーディションまたはスカウト:両親が応募
- 練習生または養成所の期間:
- 初の仕事(CM, ドラマ, 映画など):NHK連続テレビ小説「オードリー」回想シーン
- デビュー作(シングル, アルバム, 映画など):映画「デスノート」
両親が地元の事務所に応募
芸能界へのきっかけは、NGシーンを集めた番組「NG大賞」だそうです。
小学校高学年だった戸田恵梨香さんは、毎日があまり楽しくなかったと明かしています。そんなときに番組を見て、この仕事をしている人たちは楽しそうでいいなぁと感じたとのこと。
うらやましそうに番組を見ている戸田恵梨香さんを見た両親が、地元の芸能事務所のオーディションに応募し芸能界への道筋を立てました。
オーディションには見事合格。
ここから戸田恵梨香さんの役者人生が始まりました。
初の仕事はNHK連続テレビ小説の回想シーン
初めての仕事は2000年に放送されたNHK連続テレビ小説「オードリー」で、大竹しのぶさんが演じる役の幼少時代の回想シーンです。
「オードリー」脚本家の大石静さんは、2018年の戸田恵梨香さん主演のドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」の脚本も手掛けています。
ドラマのトークイベントのときには、当時小学校高学年だった戸田さんのことを「すごく良い雰囲気を出していた」と賞賛。
出演シーンは少しだったようですが、それでも印象に残る女優さんだったということが伺えます。
戸田恵梨香さんが注目を集めたきっかけは?
「デスノート」のミサミサ役が最初のブレイク
それまでドラマにも出演していた戸田恵梨香さんですが、最初のブレイクは2006年に映画「デスノート」に出演したときでした。
戸田恵梨香さんは主演の「キラ」こと夜神月(藤原竜也さん)を崇拝するアイドル弥海砂、通称ミサミサ役。
キラを崇拝するがゆえの狂気な言動と、ツインテールとゴスロリファッションが、原作ファンを納得させる可愛さで注目されました。
当時はデビューして数年、さらに映画初出演というプレッシャーもあったのか、恐怖と緊張で撮影を楽しむ余裕はなかったそうです。
ですが同年に公開された「デスノート the Last name」での、主演の藤原竜也さんに負けず劣らずの演技は、その後の活躍を予期させる要因となったと言えるでしょう。
本人も役も成長した「コードブルー」
2008年、2010年、2017年と約10年に渡り放送された「コードブルー」。
戸田恵梨香さんは2008年の1stシーズンから、プライドが高く気の強い若手医師、緋山美帆子役で出演しています。
まだ20歳だったこともあり、同世代の俳優たちをライバルだと思っていたとのこと。
皆それぞれが必死に役に向き合っていたこともあり、戸田恵梨香さんは「結果を残さなければこの後がない」という強い気持ちと覚悟で撮影現場に挑んでいたそうです。
後になって自身を振り返っても1stシーズン、2ndシーズンまでは「トゲが強かった」と話しています。
この2ndシーズン撮影後は「役作りが見えるようになった」とも語っていますので、自身の中でも転機だったのでしょう。
7年後の3rdシーズンでは、心に余裕が出来ているのが感じられます。
役の緋山美帆子だけでなく戸田恵梨香さん自身にも当てはまることと語っています。
7年の経験の中でトゲが丸くなり強さになり、さらにまわりのこともきちんと目を向けられる包容力もある人間に。
成長が如実に感じられた作品となりました。
ターニングポイントになった「SPEC」
戸田恵梨香さん自身でターニングポイントになったと語る2010年に放送されたドラマ「SPEC」は、特殊能力“SPEC”を持つ、犯罪者に立ち向かう若き刑事たちを描くドラマです。
戸田恵梨香さんは特殊能力を持ったクセのある変人、当麻紗綾役。
それまでは役者の幅を広げるために頑張っていましたが、「SPEC」に出演したことで自分がどうしたいかがわかるようになって気が楽になったと語っています。
堤幸彦監督と出会い、役作りの楽しさに目覚めたとのこと。
戸田恵梨香というイメージを覆して自由になったら、クセのある役が多くくるようになったそうです。
肩の力が抜けて一気に女優業が楽しくなったと明かしています。
「大恋愛~ 僕を忘れる君と」で新境地
2018年に放送された「大恋愛〜僕を忘れる君と」では、若年性アルツハイマーに侵される女性医師を演じました。
このドラマは監督、スタッフ、役者の皆で話し合いながら作り上げていったので、撮影中はお芝居に対する手応えを感じていたそう。
「私の終着点」と言えるほど、今までにはなかった感情がこの作品で出てきたと明かしています。
今までは役を引きずることはなく、カットがかかれば気持ちは切り替えられる、作品が終わればすぐに次の作品にというようにできたそうですが、大恋愛では「役を生きた」感覚だったとのこと。
お芝居がお芝居ではなくドキュメンタリーのような感覚に。
撮影終了後は虚無感にさいなまれて、共演したムロツヨシさんに連絡をしたほどに。
戸田恵梨香さんにとって初めての経験で、最初で最後と語っています。
視聴者も物語に入り込み、号泣する人が続出。
戸田恵梨香さんのリアルすぎる演技にも絶賛でした。
現在の所属事務所を解説
女性タレントが集まる事務所
- 事務所名:フラーム
- 設立年:1998年10月
- 代表者:井上義久
- 主な所属タレント:広末涼子、山口紗弥加、吉瀬美智子、有村架純、松本穂香、田中みな実
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幅広く活躍するタレントが多数
フラームは、広末涼子さんを育てた井上義久氏が1998年に立ち上げた事務所で、女性を中心に所属しています。
映画、ドラマ、CM、モデルなど幅広く活躍するタレントが多数揃っています。
所属人数は少なく20名程度ですが、主役級の女優ばかり。
透明感、清潔感のある正統派女優が揃っているため、女優を目指す人にとっては憧れの事務所でしょう。
2020年には元アナウンサーの田中みな実さんもアナウンサーが多く所属する事務所から移籍してきており、着実に女優としての道を歩んでいます。
戸田恵梨香さんは2004年から所属
戸田恵梨香さんが中学校を卒業のタイミングでフラームから声が掛かり、所属に至りました。
小学校高学年から地元の芸能事務所に所属していた戸田恵梨香さんは、NHKを中心にいくつか作品に出演していましたが、フラームに移籍後は人気ドラマへの出演を果たすなど、ステップアップしています。
今では事務所の看板女優としてドラマ、映画、CMなどで活躍していますので、事務所の方の見る目はさすがとしか言いようがありません。
また戸田恵梨香さんは以前、まとまった休みを取るようにしていると言っていましたので、事務所と所属タレントと話し合いや信頼関係がきちんとできているのでしょう。
無理はさせず、息の長い役者として育てている印象です。
過去の事務所と移籍のポイント
役者を目指して移籍
小学校高学年に両親が応募したオーディションを受けて合格しましたが、その事務所は大阪に本社をかまえる「グレース」です。
中学生まではグレースに所属し、卒業後にフラームに移籍しました。
高校には進学せず、親元を離れて単身で上京したとのことですので、役者に賭ける意気込みは相当のことだったでしょう。
戸田恵梨香さんの芸能活動を分析!
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SNS戦略とファン接点作り
- 主なSNSプラットフォーム:Instagram、X(旧 Twitter)staffアカウント
- フォロワー数:Instagram 410万人、X 22万人
- 頻度:1ヶ月に1度程度
プライベートは、ときどき発信
戸田恵梨香さんは、SNSに力を入れているという感じはありません。
Instagramは1ヶ月に1度程度の更新で、プライベートな発信はたまに、というくらいの頻度です。
あくまでもメインは俳優業なので、プライベートを積極的に見せる必要はないと考えているのかもしれません。
ですが、俳優仲間との写真や幼い頃の写真など、なかなか見ることのできない画像はファンにとっても嬉しい内容です。
戸田恵梨香さんにとって、個人的なところは見せすぎず、でもときどき見せるくらいがちょうどよいファンとの距離感なのでしょう。
Xは公式の内容が主
Xのアカウントは「Erika Toda Staff」でフラームのスタッフが運営しています。
結婚、妊娠、出産などの報告、テレビ番組やイベントの出演情報など、公式の内容が多くなっています。
事務所としての報告ですが、雑誌への掲載やインタビュー記事、情報番組への出演などこまめに発信しているので、ファンは見逃すことなくチェックできるでしょう。
メディア露出とポジショニング
- 主な露出メディア:映画、ドラマ、CM
- ポジショニング:さまざまな役を演じることのできる役者として高く評価されている。一方でプライベートを見せることにはあまり積極的ではない。
戸田恵梨香さんは多くの映画やテレビドラマで活躍しています。
最近では人間ドラマに多く出演し実力派女優として高い評価を受けています。
またファッション雑誌や美容雑誌、ランコムミューズとしての活動など多方面で露出が見られます。
演技についてはクセのある役や、正統派の役、実年齢と不相応な役など幅広い役ができる役者として活躍。
NHK連続テレビ小説「スカーレット」では15歳から40代後半までの役を表情の変化や身のこなしで完璧に演じ、映画「母性」でも高校生の娘がいる役を演じています。
両作品とも戸田恵梨香さんでないと、というオファーのもと出演が決定しているので、演技力の高い女優として認められているのでしょう。
また雑誌のインタビューでは生き方についてクローズアップされることも多く、多くの女性が憧れているからこそではないでしょうか。
ポジショニングとしては役の振り幅が広い実力派女優、憧れの女性としての位置づけと言えます。
一方でプライベートでは2020年に俳優の松坂桃李さんと結婚、2023年には第一子を出産。
結婚で安心感を持てるようになったと語っています。
イベントなどで家族のこと聞かれたときはお子さんのことを話すことはあるようですが、自らSNSで発信することはないようなので、あくまでも俳優業をメインで考えているのでしょう。
このようなポジショニングによって「ストイックで演技力のあるプロフェッショナルな女優」というイメージで多くの女性が憧れています。
プライベートとリフレッシュ術
- 休日の過ごし方:自然に触れる、家族と過ごす、掃除
- リフレッシュ方法:自然のあるところに向かう
戸田恵梨香さんの休日は、まとまった時間があるときは海に行って潜るなど自然と触れ合う時間を大切にしているようです。
20歳のときにスキューバダイビングを始めて、空と海の広さを感じることが自分にとって不可欠なことだと気付いたそうです。
結婚後も松坂桃李さんと海に行くこともあるとも話しています。
一方でインドア派の一面も。
韓国ドラマにハマったり、1日家でダラダラしていたいということもあるようです。
現在はお子さんもいて休日は家族と過ごすとのことですので、ライフステージに合った楽しみ方をしているのでしょう。
今は小さいお子さんとの限られた時間を大切にして、ひとつひとつの成長を見守っていたいというのが母親としての気持ちだと語っています。
次なる展望は?
- 目標:無理をせず、学び続けていきたい
常にストイックなイメージのある戸田恵梨香さん。
実際に自分を追い込むように仕事をしてきたと明かしています。
30歳を機に洋服やSNSなどすべてを断捨離して自分と向き合う時間を作ったことが、ステップアップに繋がったそう。
30代半ばを迎えた現在は、最優先の子どもとの時間を大切にしながらも自愛する方法を探しているそうです。
一人の人間として、女性として、母としての時間を充実させたい。
季節を感じたり自然に触れ合うなどゆったりとした時間を過ごすことで、人としても役者としても前に進みたいと話しています。
自分の気持ちに素直になって無理をしないことがこれからのテーマだと語っています。
また以前から学びを続けている戸田恵梨香さんは、尊敬するオードリー・ヘプバーンのように愛を渡せる人、誰かを助けられる人になりたい、そのために今後も学び続けると語っています。
愛を渡すためには自分自身の器が大きくないとできない、そのために学んで知識を得たいとのこと。
学んで経験することで得た知識が美しい愛につながる、そう考える戸田恵梨香さんは今後も学び続けることでしょう。
参考にしたい!成功レシピと具体的なステップ
何事にも向き合うことが成功の秘訣
- 身につけるべきスキル:役のイメージをつくらない
- 重要な人脈の作り方:自分の考えをしっかりと伝える
- メディア戦略:憧れの女性像
- プライベートと仕事のバランスの取り方:考え過ぎたときは自然に触れる
“戸田恵梨香っぽい役”をつくらない
“戸田恵梨香さんといえばこういう役”という、限定された役のイメージがないところが、成功レシピではないでしょうか。
2010年に出演したドラマ「SPEC」をきっかけにクセのある役のオファーも増えたとのこと。
これはどんな役でもできる、という評価に繋がっているのではないでしょうか。
作品によって表情や立ち振る舞いがまったく違うところはさすがの演技力です。
以前は役に対して「戸田恵梨香」のイメージを気にしていたけれど、「SPEC」以降、役作りを楽しめるようになってからは自分の長所をどう伸ばしていくかの方に意識がいくようになったそうです。
そうすることでイメージにこだわらず、芝居で役に肉付けすることができるようになったと語っています。
自分の考えをしっかりと伝える
作品のオファーがきても、悩むときにはとことん作品と向き合います。
戦争をテーマにした「あの日のオルガン」や、年齢や経験を考えると演じられるかどうかわからないと悩んだ映画「母性」などは、どうして自分にオファーがきたのか、作品の意図は何かなど、監督と納得がいくまで話し合ったと明かしています。
そうやって自分の考えをしっかりと伝えることが、信頼関係につながるのではないでしょうか。
お互いそこまでの想いがあるとわかったからこそ、素晴らしい作品を作り上げることができるのでしょう。
憧れの女性として
プライベートの部分では「芯が強い」「ストイック」「強い女性」というイメージがある戸田恵梨香さん。
美しい見た目に加えて常に学び続ける姿勢はまさにストイック。
ランコムミューズを務めるなど美容面でも活躍しています。
さらに結婚、出産を経て、今までとは違う大人の女性の魅力を発揮。
仕事もプライベートも充実している戸田恵梨香さんは、全方位において女性の憧れといえるでしょう。
煮詰まったときは自然に触れる
もともと何事にもまっすぐでストイックな戸田恵梨香さん。
自身でも「考え過ぎるタイプ」だと語っています。
そんなときは息抜きで自然のあるところに向かうとのこと。
自然に癒されると、心がフラットになって冷静に考えることができるようになるそうです。
何事も頑張りがちな戸田恵梨香さんですので、自分の中での癒しポイントがわかっているからこそ、仕事とプライベートのバランスがとれているのでしょう。