シニア向けのナレーターオーディションはあるのか?
「声の業種は若者じゃないと入るのが難しいって聞くけど、実際どうなのだろう?」
実はナレーターは、声のお仕事の中でも他ジャンルに比べて、転職、また、セカンドライフとしてこの業界を選ぶ方が多いジャンルです。
それでは、実際に50代以降のシニア世代で参加できるオーディションがあるのかについて、こちらでご説明していきます!
他にも、
- ・必要な資格の話
- ・シニア世代でナレーターに向いている方のタイプ
ナレーターを目指す上で知っておくべき知識も合わせて記載しているので、ぜひそちらもご参考くださいね。
シニアでも受けられるオーディションはあります!
冒頭でご説明した通り、シニア世代からでもナレーターを目指すことができます!
現在、ナレーターとしてご活躍されている方は20代の若者だけでなく、30代・40代以降から参入された方も多いです。
また、60代以降の方が現役でレギュラー番組を持っているなんていう話もよく聞くほどです。
このように、寧ろ若さのある爽やかな声だけでなく、大人の落ち着いた声質や老齢のまったりとした声質を求める業者もたくさん出てきています。
そして、ナレーター志望で未経験の方はスクールから学ぼうと考えている方も多いと思います。
スクールのレッスンスケジュールについても、現在は在宅のまま受講できるオンラインレッスンを開講する場所が増えてきています。
そのため、1から参入する方でもナレーターになりたい情熱がある方であれば、たとえシニアの方でも広く門を開けられているのが現状です。
30代以降からセカンドライフでナレーターをやる人が多い
10代20代を募るプロダクションやスクールが多いのはもちろん、同時に、30代以降で人を探している場所も更に増えています。
そのため、第二の人生としてナレーターをする方が多いです。
「50代を超えてくると入れるスクールやプロダクションが限られてきそうで心配」
こう思う方も多いと思います。しかし、30代40代に比べても少し減る程度です。
とは言っても、大手所ではテレビ朝日の運営するスクール、また、ナレーション仕事のパイプが強いプロダクションなど、
ナレーターを目指す上で必要な選択肢は十分にある印象です。
シニア世代でナレーターに向いている方の特徴
過去に営業職や接客業の経験がある方、対人会話の好きな方は、ナレーターに入りやすいのではないかと考えます。
会話が多かったり日頃から声を出している方は、人に聞き取られやすい発声がある程度できている場合があるからです。
他に、人に対して聞き取りやすさ第一探究できる研究志向な方や、長時間収録に耐えられる集中力が要求されるため、
ジーっとしている事が得意な方もナレーターに向いています。
ナレーターになる為に必要な資格
ナレーターになる上で必要な資格というのは、実はありません。
演劇やアナウンスなど、話し方や演技に精通した技術がある人が入りやすいことは確かです。
しかし、プロダクションが並行してスクールを運営していることが多いので、未経験の方の場合はそちらで学ぶこともできます。
また、キャリア関係なく、新しく入って間もない方が先に売れることも少なくありません。
あらゆる所に売れる要素が様々あるので、必ずしも技術やキャリアが物をいうわけではないのが現状のようです。
シニア向けのナレーターを実施しているプロダクション例
こちらでは、シニア層の方も応募のできるプロダクションと、入学できるプロダクション直通のスクールの例をいくつかご紹介しています。
どこのプロダクションをみたらいいかよくわからない方、今から探そうと考えている方は是非こちらをご参考くださいね。
ミュージックバンカー
声優・俳優・タレントマネジメント及び、制作プロデュースをメインとするプロダクションです。
「ナレーターは何歳からでも目指せる!」を謳っており、未経験OK、年齢・性別不問で募集を呼び掛けています。
書類選考もなく、確実にお話を聞いてもらえるので、不安を減らしつつ気軽に応募ができます。
ナレーション案件に非常に強い会社なので、デビュー後もナレーターとして積極的に取り組みやすいです。
推奨:都内在住(オーディションが都内開催のため)
声優・俳優・タレントマネジメント及び、制作プロデュースをメインとするプロダクションです。
「ナレーターは何歳からでも目指せる!」を謳っており、未経験OK、年齢・性別不問で募集を呼び掛けています。
書類選考もなく、確実にお話を聞いてもらえるので、不安を減らしつつ気軽に応募ができます。
ナレーション案件に非常に強い会社なので、デビュー後もナレーターとして積極的に取り組みやすいです。
推奨:都内在住(オーディションが都内開催のため)
キャストパワーネクスト
ナレーター・声優をはじめ、俳優・女優、タレントなど、芸能関連で非常に幅広くオーディションを開催するスクールです。
オーディション、レッスンを経た後は運営元のプロダクションである「キャストパワー」へ所属できます。
シニアの方は「30代・40代・50代特別オーディション」またはが「セカンドライフオーディション」がおすすめです。
これらは随時開催されているので、気軽に応募可能です。
応募条件
30代・40代・50代オーディション:経験不問。30〜59歳までの男性。
セカンドライフオーディション:経験不問。30〜60歳までの心身ともに健康な男女
テレビ朝日 アスク
テレビ朝日が運営するナレーター・アナウンサースクールです。
未経験の方は基本的な発声から学ぶ「基礎科」から「研究科」「専科」「プロ科」と段階を経て、プロの指導員が丁寧に指導していきます。
また、毎年5月と11月には「学内オーディション」が行われ、成績優秀者には番組プロデューサーにプレゼンする権利が与えられます。
体系的に、現場に通じる指導を丁寧に受けたい方はこちらがおすすめです!
基礎科
入学金:11000円
受講料:69300円
合計:80300円(税込)
シニア層はナレーターオーディションからデビューすることは出来るのか?
改めて、シニア層はナレーターのオーディションからプロデビューすることができるのか、について解説します。
序盤で少しお話しした内容をまとめた物もあるので、おさらいとしてご活用くださいね。
デビューはできるが仕事の有無は情熱次第
ナレーターは技術職であると同時に芸能職でもあります。
仕事を得る為には技術を磨く他に、人間関係やコネクションについても意識する必要があります。
各番組の現場スタッフや演者繋がりで次のお仕事に繋げてもらえた、なんて話もよくあるくらいです。
そのため、プロのナレーターとしてお仕事もらう為には日頃からに人間付き合いも意識する必要がありそうです。
お仕事を取りにいく時の心構えは、デビュー後はシニアであっても関係ありません。帯を締め直していきましょう。
ナレーターに向いている方
先ほど、「シニアの方でどういう方がナレーターに向いているか」という話をしました。
こちらではさらにどういう性格と能力傾向の方が向いてるか、について掘り下げていきます。
先ほどの内容と重なりますが、ナレーターは長文を読みあげられる集中力、暗記能力、映像をみながら読むテンポを合わせられる勘の良さを要求されることが多いです。
また、番組のナレーションをする際にその場の雰囲気を感じさせるような表現力と想像力をもっている方は有利です。
温泉紹介で、さも自分も入ってきた後のようなリラックスできた声色で紹介されると、
「自分も入ってみたい…。」そんな意欲が掻き立てられそうですよね。こういった具合です。
まとめると、研究志向で、見たものを想像して表現できる発想力を持っている方がナレーターに向いていると言えます。
未経験からでも気軽に入れる
ナレーターは、特に必要な資格が必要ないため、前準備の必要はありません。
演技やアナウンス経験のある方が参入しやすいのは確かですが、未経験の方でも、こちらはスクールでプロの講師から1から学ぶこともできます。
そのため「私でも大丈夫だろうか」とお悩みの方も、そこまで頭を抱えることはありません。
中には体験入学や見学を行っているところもあるので、まずはそこから動いてみて考えるのも手です。
シニア層向けのナレーターオーディションを受けるときの注意点
最後に、シニア層の方がナレーターのオーディションを受ける際に気をつけるべき注意点をココでおさえていきます。
基本的なことと、「面接官は何をみているのか」など、受ける側として知っておくべき内容を一通りまとめております。
特に、直近でナレーターのオーディションを受ける予定の方は、是非ともご参考くださいね。
体と声のコンディションを徹底する
声を使う業種なので、やはり日頃の喉の管理は最重要です。
乾燥の時期でも対応できるよう、寝室に加湿器を置いたり、外出中はマスクをしたりするなどの保護が効果的です。
声質に大きく関わる鼻の健康管理も気をつけまましょう。鼻炎の方は特にお気をつけくださいね。
そして、当日までに体のコンディションもしっかりと整えておきましょう。
時間管理は余裕を持つ
オーディションや、スクールの入校試験はスケジュールが厳しく決まっています。
番組プロデューサーの方やたくさんの大人の方がいる中で大遅刻となってしまうと、後々の結果に大きく響きかねません。
また、突然の体調不良も十分にあり得ます。ご自身の身体を気遣いつつ、当日は余裕を持った予定を組んでおきましょう。
自己PRで熱意を伝えられるようにする。
面接時には「自己PR」という物がある場合がある場合が多いです。
面接官はあなたの人柄と熱意の形を知りたがっているので、この自己PRで確実にアピールできるようにしておきましょう。
話す内容を前もって決めて、友人や知り合いに面接官に見立てて練習するのも、当日に緊張しにくくなるので効果的です!
面接官は技術以上に人柄をよくみている
未経験を主体としたオーディションでは、面接官も技術というより人柄をみています。
変に構えすぎず、面接時にもいつも通り、自分のありのままが伝わるよう心掛けましょう。
また、緊張のしすぎで顔が強張りすぎてしまうと、面接官に変な印象をもたれてしまいます。
こうなってしまってはせっかくのアナタの個性も台無しになりかねないので、
当日は表情の確認もしっかりとしておきましょう!