演技審査をクリアするために
オーディション内容には、必ず演技審査があります。
基本的にオーディション開催側が用意した台本を使用します。
しかし、
- 台本はいつ用意されるのか
- どうやって台本を読めばいいのか
など疑問がわいてきますよね。
今回は、演技審査に使われる台本の詳細や合格のためのコツをまとめたので一緒に見ていきましょう!
また、台本例がまとめてあるサイトをいくつかピックアップしたので参考にしてください。
台本を渡されるタイミングと内容
事前に送付される場合
事前に台本を渡してもらえるオーディションの場合は演技審査までに実際の台本を練習する期間があります。
ですが、時間に余裕があるから、と後回ししないように注意してください。
ライバルは多いので、1分でも多く人より練習しなくてはいけません。
配役の感情やシーンが鮮明に思い浮かべて演技できるように渡された日から何度も練習しましょう。
ボイスレコーダーに録音しながら練習すると自分の演技の短所が分かりやすいです。
直前に渡される場合
オーディションによっては、演技審査の直前に台本を渡される場合もあります。
直前まで台本を見れないのは不安だと思いますが、プロを目指すのであれば即興で演技ができるようしておきましょう。
台本を覚えるコツは、暗記力を上げておくことです。
人の記憶はイメージに関連付けたり、感情に伴う物事であるほうが覚えやすいので、想像力や感情移入の仕方を鍛えておきましょう。
これは演技力にも役に立つので、上手に暗記力を身に着ければ演技力も増すはずです。
台本の内容
台本の内容はオーディションを受けた人にしか公開されていませんが台本を貰うまでに対策方法はあります。
演技の練習をするときに、様々なシチュエーションの台本で演技するようにしてみてください。
闇雲に練習すると、無意識のうちに好きなストーリーやシチュエーションに偏ってしまい、苦手を克服できないからです。
また、脚本家によって台本の癖が違ってくるので、色々な脚本家の台本を練習台にしてください。
台本無しで演技できるようにしておく
台本の渡されるタイミングや内容にかかわらず演技審査の本番では台本無しで演技できるようにしておいてください。
もし台本を事前に渡されたり、直前に渡されても読み返せる時間があったとしても一回読んだら覚えるくらいの意識で台本を読みましょう。
台本を見ながら演技をしていいオーディションもありますが、台本無しで演技している方が演技力や情熱を審査員に伝えやすいです。
台本を読むコツとは
大きな声で自信を持つ
本番の時も練習の時も、恥ずかしがらずに大きな声でセリフを言いましょう。
また、自信を持って堂々とした態度で臨んでください。
ぼそぼそとセリフを言い、自信のないような態度で演技をするのはNGです。
声が小さく自信のないような演技だと、
「ちゃんと練習していないのかな?」
「本気で演技をする気がないのか?」
というようなマイナス評価になってしまいます。
身振り手振りを忘れない
演技というのは、ただセリフを読むだけではありません。
セリフだけで自分の演技を魅せるのには限界があります。
なので、シーンの情景や感情の揺れ動きを伝わりやすくするために演技に合った身振り手振りを忘れないようにしましょう。
普段の練習をムービー撮影したり、全身鏡の前で演技をすると自分の身振りが正しいのかどうかが分かりやすいです。
また日頃の会話の中でも身振り手振りを意識しておけば自然と癖づいてきます。
覚え間違えをしない
ここで言う覚え間違いというのは、漢字を読み間違えてそのまま覚えているということです。
間違えやすい漢字
- 漸く 〇:ようやく ×:しばらく
- 早急 〇:さっきゅう ×:そうきゅう
このような漢字を読み間違えたまま台本を読んでいると「教養がない人なんだろう」という評価を受けてしまうので要注意です。
感情を込める
台本を読む上で棒読みになってないかどうか、必ずチェックしてください。
自分では感情を込めているつもりでも、第三者に伝わらなかったら意味が無いです。
自分で確認すると、感情移入しているつもりという先入観があるので家族や友人などに一度自分の演技を見てもらって正直な感想を聞かせてもらってください。
役の感情が第三者にしっかりと伝わっていれば感情移入できている証拠です。
審査員が見ているのは基本的な部分
どんなに練習しても「自分の演技は下手なのかもしれない」と不安になるかもしれませんが、安心してください。
プロから見ると新人達の演技力は皆下手です。
審査員もそれを分かっているので、重要視するのは演技の基本的なことが出来ているかどうかです。
先でご紹介したような基本ができていないとオーディションに受かっても真面目に続けられないと思われ、合格できません。
なので、演技力を磨くためにはまず初心を忘れず必ず基本を押さえて練習してください。
▶オーディションの内容は?何するの?審査員が見ているポイントを解説
参考になる台本サイト3選
はりこのトラの穴
色々な脚本家の台本に触れながら演技の練習をするのにおすすめです。
また2020年5月時点で、台本の数が4000本を超えており、ご紹介するサイトの中で台本の数が一番多いサイトです。
らむりて台本部
モノローグ系から物語系の様々なシチュエーションの台本があるので、どんなシーンの演技にも対応できるように練習するのにおすすめです。
また、一言セリフ集もあるので演技初心者でも少しづづ練習しやすいです。
シナリオリーグ
台本の上映時間ごとにジャンル分けされているのでオーディションでよくある短い演技の練習がしやすいです。
集中力を鍛えるためにも追々は、長い台本にも挑戦してみましょう。
参考にできる台本は沢山ある
台本は日常生活に溢れています。
まず最初は感情移入しやすいように好きな小説や漫画で練習してみるのもいいかもしれません。
また、演技の研究もかねてドラマや映画のセリフや情景を書き出し、練習に使うこともできます。
もちろん台本の書き方や読み方になれるためにも、ご紹介したようなサイトも参考にした方が良いですがまずは自分が取り組みやすい練習から始めてみましょう。
毎日の努力が結果に繋がります
演技審査をクリアし、オーディションに合格するために台本に関することや演技審査合格のコツなどをご紹介しましたが、付け焼刃で実行しても役に立ちません。
ライバル達に勝つためには前もって練習を開始し、日頃から努力を惜しまないことが重要です。
本気で努力した人の情熱は、審査員に必ず伝わるのでチャンスを掴むために毎日頑張りましょう!