見るべき映画ジャンル
ヒューマンドラマ
ヒューマンドラマは人間味、人間らしさを主題としたドラマの映画です。
あらゆるタイプのキャラクターが存在するので必然と、幅広い演技を知ることができます。
コメディ
コメディはユーモアに重きを置いた映画のジャンルです。
古くから存在しており、最も多数で人気があります。
このジャンルでは話し方やリアクションの仕方をよく観察しましょう!
スポーツ
スポーツは一般的な球技や陸上競技、ウィンタースポーツや格闘技といった 幅広いものを取り扱います。
実際のスポーツでも、多くの人に感動を与えてくれますよね。
役作りをする上で人に感動を与えることはとても重要ですよね。
ミステリー
ミステリーは謎が物語の核となるジャンルです。
似たようなジャンルにサスペンスがありますが、そちらは感情や心理を楽しむジャンルになっています。
ただ、線引きが難しいこともあり、よく一緒にされていたりします。
いかに観ている人をドキドキさせるか、ワクワクさせるかがポイントになります。
ホラー
ホラーは観客に恐怖感を味わって楽しむジャンルです。
似たようなジャンルにスリラーやスプラッターなどがありますが、 明確な定義はないようです。
非日常的な設定もあるため、常識から外れた演技を知ることができます。
ヒューマンドラマ映画『愛のむきだし』
映画情報
2009年に公開された、実話を元に作られた園子温監督の映画です。
主演はAAAのボーカルである西島隆弘さん、ヒロイン役を元「Folder」の満島ひかりさんが演じています。
共演者には演技力を評価されている安藤サクラさんがいます。
映画賞として第83回キネマ旬報ベスト・テンでは満島ひかりさんが「助演女優賞」をし、 第64回毎日映画コンクールでは園子温さんが「監督賞」、満島ひかりさんが「スポニチグランプリ新人賞」を受賞しています。
見どころ
まず、この作品を見るうえでのポイントは、その時間の長さです。
237分という長い時間ですが、全く長さを感じさせないテンポ感です。
その中で強烈なインパクトを残し、満島ひかりさんは本作でブレイクしました。
また、西島隆弘さんと満島ひかりさんに、つきまとっている役の安藤サクラさんも、 その刺激的で狂気的な演技で多くの観賞者たちにインパクトを残しています。
編集初期段階では6時間あったという話もあって壮絶な対策ですね。
過激さゆえに評価が分かれるという作品ですが、演技力に定評のある満島ひかりさんと安藤サクラさんが 出演しているので間違いないでしょう。
スポーツ映画『 百円の恋』
映画情報
2012年に公開された、「イン・ザ・ヒーロー」で知られる武正晴監督の映画です。
主演は安藤サクラさん。
第39回日本アカデミー賞、最優秀主演女優賞、第57回ブルーリボン賞、主演女優賞、 第88回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞を獲得しました。
見どころ
そんな安藤サクラさんが演じる主人公は自堕落な中年の女性として物語が進んでいきます。
しかし、ボクシングを始め、ストーリーが進んでいくうちに別人になったかのように鋭い雰囲気が備わっていきます。
その変貌ぶりに、多くの人たちが胸を打たれました。
そんな安藤サクラさんはインタビューで役作りについて語っています。
撮影期間は、たったの2週間。
始めは、だらしがない体でいたかったから撮影4日目以降の後半10日間で ボクサーの体系に絞っていったようです。
元々はボクシングを中学生の頃に少しやっていたようですが、女優のボクシングだと舐められないように ボクシング関係者の方々に協力を得てトレーニングを行うなど、ストイックさを発揮しています。
安藤サクラさんが演じた主人公の人生が駆け上っていく様は、観た人に勇気を与えてくれるでしょう。
コメディ映画『ステキな金縛り』
映画情報
2011年に公開された、「古畑任三郎」で、お馴染みの三谷幸喜監督の映画です。
主演は深津絵里さん、西田敏行さんです。
共演者に竹内結子さん、浅野忠信さん、篠原涼子さん、佐藤浩市さんがいます。
深津絵里さんは第35回日本アカデミー賞で優秀主演女優賞を受賞しました。
見どころ
この「ステキな金縛り」は法廷サスペンスコメディという、演じる上では何とも難しそうな話であります。
そんな中で深津絵里さんは、ダメダメな冴えない弁護士の役を演じています。
西田敏行さん演じる落武者の霊を被告人のアリバイ証人として法廷に呼んで 被告人の無実を立証するという現実離れな設定ですが、三谷幸喜さん節が炸裂して終始、笑いを巻き起こします。
そして笑いだけでなく、シリアスあり、涙もありと、キャストの芸の幅がないと 成立しない内容ではないかと思われます。
豪華俳優がチョイ役でも出演しておられるので、見逃せません。
ミステリー映画『告白』
映画情報
2010年に公開された、湊かなえさんのベストセラー小説を 『嫌われ松子の一生』等で知られる、中島哲也監督が映画化した作品です。
主演は松たか子さんで、中島哲也監督に 「この時代、この年齢の松たか子がいなければ、この映画を撮ることはなかった。」 と、言わしめています。
見どころ
そんな松たか子さんが演じるのは教師役で、自分の娘を殺害した犯人が自分のクラスの中にいると告白し、 その真相を追っていく物語です。
現代社会でも起こっている学校教育の問題などについて考えさせられるような内容になっています。
松たか子さん演じる教師が、物語前半では感情を押し殺した無機質な人ですが、 後半になると喜怒哀楽が爆発して鬼気迫る感じになっているのが印象的です。
その演技力に多くの人が引き込まれました。
ミステリーでは、最後のどんでん返しが魅力ですが、この映画での最後は衝撃的な結末が待っています。
ホラー映画『悪の教典』
映画情報
2012年に公開された、漫画化もされた貴志祐介さんのサイコ・ホラー小説を、 『クローズZERO』等で知られる、三池崇史監督が映画化した作品です。
主演は伊藤英明さんで、二階堂ふみさんの他、染谷将太さん、林遣都さん、山田孝之さんが共演されています。
試写会を開いた時に、元AKB48の大島優子さんはこの映画の衝撃的な内容に涙を浮かべて途中退場したようです。
見どころ
この作品はタイトルのイメージ通りに過激な描写がされているので評価が分かれると思います。
生徒たちから”ハスミン”という愛称で呼ばれている程の人気者である伊藤英明さんが演じる教師が、 実は、全く他人への共感も良心も持ち合わせていないサイコパスという物語です。
温厚な親しみ深さと狂気的な冷徹さの二面性を演じた伊藤英明さんは印象的です。
二階堂ふみさんは生徒側の主人公の立ち位置のキャラクターを演じています。
個性的なキャラクターではありませんが、「普通」というものを自然な感じで演じられるのも、 また技術ではないかと思います。
初めて観た時には、合わないと思っても、二回目を見たら面白いといった声もあります。
まとめ
今回、ご紹介した5つのジャンル・映画はどの物語の女優さんも、それぞれのキャラクターになりきっていて非常に魅力的です。
そこまで演じることができるのも、並々ならぬ役作りの賜物であることは間違いないですよね。
女優を目指されている方はご紹介した映画を参考にしながらぜひ頑張っていただきたいと思います!
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